将来の業績を予測する事はまあ、不可能なんでっけど、上限下限みたいなもんを設定してみて推測してみるのも面白いと思いますねんな。
■ シナリオ1:一時的な業績不振はあるかもしれないが、近い将来回復する
まず、H15〜H20年度のROEは、12.7%〜14.5%。H13年度から見た8年間の前年に対するBPS増加率平均値は約109%。まあ、非常に順調やった訳やね。PBRもH18〜20は1.7前後やった。
で、H12〜H14年度のROEは、6%、6.6%、8.4%と、H15以降の13%前後と比べれば非常に低い訳ですわ。でもな、H12〜14のPBRは1.5以上有りましたんや。今現在のH21年度予想業績に対するPBR1.3前後よりも高い評価を受けてたんですな。
ここから考えられるのは、例え、ROE 5〜7%っていう低調な業績をたたき出しても、将来的な回復を見越してPBRが下がらない事も考えられる訳ですよ。このシナリオを前提にすると、
PBRの下限は1.3前後になる訳ですわ。
■ シナリオ2:業績不振が株価にダイレクトに現れる
これは、過去記事のフォルクスワーゲンの株価推移を見て思ったんやけども、フォルクスワーゲンの場合、
ROEの低下とPBRの低下がダイレクトにリンクしてたんやね。詳しくは
フォルクスワーゲン(Volkswagen AG)のPBR、ROE 紹介を見てね。
こういったシナリオもグローバル化した日本の株式市場にも当てはまる可能性があるわけで、その場合、トヨタの株価もフォルクスワーゲンのような値動きをする可能性があるっちゅう事ですわ。
さらに、将来的に自動車産業がROE13%前後という最近の業績を回復できない程の厳しい業界になる可能性もある訳で、その場合、長期間の低空飛行も有り得るっちゅう事やね。
■ で、どうすればいいの?
まあ、はっきり言って将来の事は分かりません。
後まあ、どうしても
株価の振れを予測しようとしてしまいますな〜。あかん、あかん。
ただ一つ言えることは、トヨタは本気で戦ってるって事。まあ、一般人が農民やとすれば、トヨタの首脳陣は武士、それも大名クラスって事。戦い方を知り尽くしているはず。
俺達一般市民は、その武士集団に戦いを任せるしかない。もしくは、出世して首脳陣として戦いを指揮するか、新しいビジネスを創出するか。
株式投資も、はっきり言って、各企業の戦いに参加してる事といっしょですから、はやり討ち死にっていうのも有り得る訳ですわ。まあ、出来るだけ討ち死にしないように強い大名に仕えるようにしないといけませんな。
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海外の企業決算書が読めるとやっぱり、視野が広がってよろしいと思うんですわ。
欧米企業に限らず、中国、インドなども基本的に英文の資料は整えてますさかいな。
なんで、英語の不得意な私もちょっとだけ勉強しましたで。でもまあ、隅々まで読むわけやないんで、重要な単語だけとりあえず知っとけば概要は掴めますさかい、ちょっと紹介しときますわ。
■ Income Statement 損益計算書
Revenue : 売上高
Gross Profit : 売上総利益(粗利)
Cost : 経費
Operating Profit : 営業利益
Net Income : 純利益
Depreciation : 減価償却費
■ Balance Sheet 貸借対照表
Total Assets : 総資産
Total Liabilities : 総負債
Dept : 負債
Total Equity : 自己資本
Minority Interest : 少数株主持分
■ 全般
Share Holders : 株主
Common Stock : 普通株式
Dividend : 配当金
Market Cap : 株式時価総額
Consolidated Basis : 連結ベース
Parent Basis : 単独ベース
Affiliates : 関係会社
Subsidiary : 子会社
こんくらい知っとけば大抵読めるかと。
結構おんなじ意味で違う単語を使ってる事もあるけど、慣れれば大体分かってきますよ。
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いや〜、時代は進んでますな。去年ホンダが発表した 「
装着型歩行アシスト装置 」。今日のNHKのニュースで見ましたが、おじいさん達、大喜びでしたよ。これ間違いなく普及しますで。
ロボット産業が本格的に発展する事は間違い無いですな。その先陣を飾りそうというか、私が一番興味をそそられるのが、「
パワーアシスト 」分野ですわ。
【福祉機器展07】ホンダの「装着型歩行アシスト」まあ、ロボットと一口に言っても色んな形がありますが、この
「 パワーアシスト 」分野が一番熱いと思いますで。やっぱりな、これからの時代、高齢化社会を迎えるし、重労働を嫌う人もどんどん増えます。こういった問題を一気に解決するこの装置には100%需要ありますさかいな。
以前CS放送の「
ディスカバリーチャンネル 」で最新ロボットに関する特集を見たときも、この辺の分野が一番熱い言うてましたわ。ほんまね〜、もうほとんど完成してるよ。もうね〜、サイボーグみたいになってる人とか映ってましたで。
CYBERDYNEこの会社もめちゃめちゃ有名ですな。今年の4月にスーツ量産工場の建設に着手しましたで。ベンチャーですけど、どこまでやれるか?
まあ、後はこの分野がどんくらいの市場規模に育つかやけど、関係筋の予測によれば、
2025年には6兆円市場になるらしい。
でもね、はっきり言って先々この分野は6兆円どころではないと思いますな。もうね、高齢者医療関係、重労働補助、宇宙開発、障害者、軍事、まあ、おそらく普通の人も装着するようになるんとちゃいますかね?そうなったら、一人一着みたいになるから、市場規模としては莫大ですな。いやはや、楽しみな事ですわ。
:関連記事
トヨタ ロボット分野の概要 ニュースできたらこれも押してくださ〜い!
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松下電器、ソニーなどなど、総合家電メーカーって日本人なら誰でも知ってて大企業!ってイメージありますわな。でもな、内容見てみるとイマイチナ感がありますな〜。株価もITバブル時の高値を超えてない企業がほとんど。なんでやろか?
とりあえず、総合家電メーカーの中で日本最大の売上高を誇る
松下電器産業:6752を見てみよか。
■ 松下電器産業の財務指標年度、PER、PBR、ROE、配当利回り、配当性向の順。株価は決算月前年11月末。
H21 15.59 1.29 8.3% 1.96% 30.51%(予想値)
H20 16.66 1.25 7.5% 1.57% 26.10%
H19 22.30 1.23 5.5% 1.33% 29.67%
H18 34.59 1.40 4.1% 0.83% 28.65%
H17 59.34 0.97 1.6% 0.98% 58.14%
H16 77.95 0.94 1.2% 0.99% 77.35%
H15 NA 0.93 NA 0.95% NA(当期赤字)
いや〜、ROE低いですな〜。まあ、段々回復傾向ですけどな。でもまあ、かつてのPERの高さはやっぱり松下電器って事で見捨てる訳にもいかんかった、いつかは業績回復するで!っていう期待感が込められてたんでしょな。まあ、全期間ちょっと割高な感じが漂ってます。でもね、やっぱり
PBRが全期間を通して低いっちゅうことは、実際のところ不安感がいっぱいで買い進められん!って気持ちの表れでしょうな。
これが日本を代表する家電メーカーの実情ですわ。まあ、そんな儲かってへんよ!って事ですな。じゃあ、海外の家電メーカーも儲かってないんか?って話になるんですけど、そうでも無いとこも有るみたいやで。
■ 韓国・サムスン電子2003〜2007を見てみましょか。
年度、売上、純利益、PER、PBR、ROEの順。株価は前年年末価格。(為替は10ウォン当たり1円で計算)
2007 9.8兆円 7421億円 11.23 1.46 13.0%
2006 8.1兆円 7926億円 11.59 1.88 16.2%
2005 7.4兆円 7640億円 13.18 2.33 17.6%
2004 6.9兆円 10790億円 6.63 1.82 27.4%
2003 6.8兆円 5962億円 12.39 2.25 18.1%むむ〜、めちゃめちゃ儲かってますな。近年はROEの低下が目立ちますが、それでも13%台をキープ、松下電器と比べたら全然優秀ですわ。
単純に売上純利益率で見たら、
2007年度で、7.5%(サムスン)対3.1%でっから2倍以上も収益力の差があるっちゅう事ですな。
でも、株価の割安度(PER)で見たら、
サムスンのほうが割安ですな。2008年度のサムスンの業績は順調に前年を上回ってますさかいにな。
まあ、サムスンの最近の業績は、販売シェアの約50%を北米市場に頼ってますさかい、2003-2007年の間で為替が25%ウォン高になってる事と、北米市場の景気減速の影響ですかな。ちなみにサムスンは収益の80%以上を海外から稼ぎ出しております。
事業分野で見た経常利益のシェアは、2007年度で
半導体(37%)、液晶ディスプレイ(33%)、携帯電話(36%)と、事業分野を思いっきり選択&集中させてるな〜って事が分かりますな。
まあ、ざっと見ただけなんでサムスンに関しては間違ってる部分もあるでしょうが、数字だけ見たらまあ、優秀な方とちゃいますかね。
■ 松下電器産業とサムスンの比較まあ、売上規模は同格でっけど、
ROEで2倍近い差がありますな。過去にさかのぼればもっと差があります。
あと、マーケットの分布でっけど、
サムスンが海外比率約80%なのに対して、松下は約50%。まあ、日本の消費は右肩下がりでっから、なんでもっと前から海外に軸足を移さんかったんやろな?あまりにも日本のマーケットに頼りすぎでっせ。これ実は日本の各電機メーカーの特徴ですねん。意外に、
他の業種と比べて海外進出が遅れてるんですわ。
:日本の電機業界と自動車業界の地域別シェア比較図
あとは、
事業分野の選択と集中の遅れ。サムスンははっきり言って、半導体と液晶ディスプレイ、携帯電話の3本柱に事業を集中してますな。対して松下はというと、電気製品を色んな種類作ってますよね。後、パナホームとか松下電工とかの住宅関係とかもやってます。この辺でも収益力の差が出てきてるのかな?
まあでも、今の状況が日本の電機メーカーにとって取り返しの付かない物なのか、それとも、これから一気に攻勢にでるのか、楽しみですな。まあ、
株価的にはサムスンのほうが買いですけどな。
■ その他海外メーカーでも、海外の家電メーカーが全部儲かってる訳じゃないよ。
LG電子(韓国)なんかも意外と苦戦してますな。特に2001〜2002年度はほぼ全ての家電メーカーがイマイチな決算内容でしてな。あと、モトローラ(米)、トムソン(仏)なんかも最近もイマイチですわ。
フィリップス(蘭)なんかも松下電器みたいに最近回復してきた感じ。でもフィリップスの場合、売上営業利益率は2007年度で6.9%なんで、松下(3.1%)にだいぶ差をつけてきてますな。売上純利益率だともっと差がありますよ。
ここ(MSN Money)でフィリップスの決算内容が見れるで。
あと、一口に家電メーカー言うても細かく見ると事業分野が異なるとこも多いんで、比較のしづらい感じもしますな。あと、結構
先進国の家電メーカーは国内市場にシェアが偏ってるところ多いですわ。例えば、アメリカの洗濯機は、
ワールプール社(米)が国内市場の70%を占めてます(2006)さかいな。
こうやって見てみると、家電メーカー業界はなかなか難しいですな。この先何処が勝ち組になるのか予想しづらい。
ちなみに、日本の家電メーカー・海外主要メーカーの一覧が下記のサイトで確認できます。
電機メーカー(Wiki)とりあえず、
松下電器、がんばれ!
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久々に中国市場・電力関係の記事でも書こうかな。
中国で深刻化する電力不足、石炭価格上昇で構造問題に発展前々から言ってまんねんけど、中国の電力市場には色んな問題がありまんねん。
上記記事でも再びその事について書いてますわ。
過去記事にも書いてます。詳しくは下記リンクで。
中国 電力業界・企業特集 電力業界は買いか?■ 中国政府のインフレ対策が最大の問題か?:世界的な石炭価格の高騰
:中国政府が電力向け石炭価格を統制、中国国内の石炭事業者の電力向け販売意欲の低下
:上記理由による電力会社の発電用石炭の確保の困難
:中国政府が電気小売価格を統制こう言う問題で、電力各社は、電気を作りたいけど作れない!っていうジレンマに陥ってる訳ですわ。ほんと、困ったモンですな。
さらにまあ、石炭の輸送インフラが整ってないと来てる。
■ 中国元の大幅切り上げの時期が迫ってるかも?まあ、はっきり言ってこれらの問題を解決する最大の方法は、
中国元の切り上げしかない!っちゅう訳ですわ。
もうね、輸入するしかない訳ですよ、石炭とか天然ガスを。これを思いっきり後押しするのは、元の切り上げしかない。かつて日本も石油ショックとか、今の原油高になんとか耐えてるのは、
プラザ合意でおもいっきり円の切り上げが行われた結果な訳ですわ。
これね、円が昔のまま1ドル300円とかやったらえらいことになってますで。
中国も、はやいこと内需拡大に着手する必要がありますさかいな。なんでって、もうアメリカの旺盛な需要をおもいっきり期待する事が出来ない可能性が出てきてますからな。もうね、元の切り上げをするしかないのですよ。
■ 今が買い時、中国・電力関係まあ、そう思うのですよ。今、色んな問題があって電力会社は利益を上げられない体制にある訳ですな。もうね、構造的に押さえ込まれてるっちゅうのは明らかなわけやね。それがね、開放、解き放たれたらどうなりまっか?えらいことになりますで。
まあ、
日本の過去がその辺は証明してますな。
関連記事:プラザ合意、ここの下から1,2番目の記事見たら、はは〜!おもいますで。
ただまあ、中国はまだまだ発展途上の内陸地域と、上海みたいな地域との格差がものすごく大きいですから、そこが最大のネックであり、日本とは違うとこでっからな〜。はっきり言って読めませんな。
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