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荒谷のローリスク株式長期投資

日本・世界の優良企業・株式で長期資産運用(長期投資)を行う私が、素人なりにも株・為替・商品先物・各種経済ネタ・政治ネタについて日々コメントするブログ。因みにバイク好きなもんで、バイクネタも多数アップ、主題に関連する英単語の勉強もしていきたいと思います!

ローリスク長期投資とは?まとめ記事(随時更新)
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コマツ:6301 分析 米キャタピラー社との比較  (2011/05/09)

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:初投稿  2008/7
:追加投稿 2011/5


建設・鉱山用機械で国内トップ、最近の世界規模の開発ラッシュの恩恵を受けた企業です。ショベルカーやブルドーザーを作っている訳ですね。

コマツのPBRとROEの推移


komatsu960e-1.jpg
:上の写真は コマツ960E-1(日本で一番でかいダンプカー)

年度、PBR、ROEの順、PBRの参照株価は決算月前年11月末のもの。

:H24 2.53 18.5%;予想値(株価は2011/5/9時点)
:H23 2.42 16.3%
:H22 1.97 04.0%
:H21 1.35 09.7%;リーマンショック
(ここより上が追加分)
:H20 3.75 23.5%
:H19 2.69 21.2%
:H18 2.67 18.4%
:H17 1.45 12.4%
:H16 1.45 06.3%
:H15 1.09 0.80%

H15年度決算ではROE0.8%と、かなりの業績不振であった企業が、年度を追うごとに業績回復、前期ではROE23.5%とすばらしい成績を収めています。それに伴ってPBRも1.09から、3.75へと大幅に上昇しています。

自動車業界と同じように日本国内の業績はほとんど伸びていません。まさに海外での利益が大幅に伸びた事が業績回復の要因ですね。売上高に対する海外シェアは、H16年度が58%だったのに対して、H20年度は78%(追加:H23は84.4%)にまで拡大しています。

おそらく、建設・鉱山用機械というのはターゲットである地域が好況を呈している時は大きな利益を上げる事ができるのでしょうが、開発ラッシュが過ぎ去って停滞する事も大いに考えられる訳です。その辺りが、根本的に自動車業界と異なります。

つまり、好不況の波に影響されやすい訳です。

自動車の場合、先進国の普及度合いからして、今後の途上国への普及台数というのがある程度予測できます。しかし、建設機械の需要と言うのは素人目には読めません。ただ、世界中のほとんどの地域が未だ開発されていないと思われるので、一時的な停滞はあるとしても長い目で見てまだまだ需要はあるのでしょう。

コマツは、目標値としてROE20%以上を掲げています。現在はクリアしていますので、PBR等は割高とは言えませんが、この目標値が常にクリアできそうな業界ではないような気がします。

コマツの配当利回りと配当性向の動向


年度、配当額、配当利回り、配当性向(基準株価は決算月前年の11月末)

:H24 42円 1.48% 20.33%(予想値:株価は2011/5/8)
:H23 38円 1.64% 24.41%
:H22 16円 0.94% 46.24%
:H21 40円 1.63% 49.14%~リーマンショック
(ここから上が追加分)
:H20 42円 1.25% 20%
:H19 31円 1.47% 18.7%
:H18 18円 1.08% 15.65%
:H17 11円 1.57% 18.49%
:H16 7円 1.12% 25.83%

配当性向はおおむね20%前後で推移しています。配当利回りは1~1.6%の間で推移、トヨタなどと比べると低いですが、配当性向を仮に35%にしてくると、2.9%と、トヨタ並になる事が分かります。業種的に好不況に左右されやすいため、あまり配当性向は上げてこないかもしれませんね。

米キャタピラー社(NYSE:CAT 12月決算)との比較


キャタピラー社は超有名企業ですよね。アメリカダウ30種採用銘柄です。
(参考資料:msn Money_usa(cat))

過去10年の業績を見てみますと、1998~2003に関しては、純利益が1000M$前後を行ったり来たりでしたが、2004から、2035M$→2854M$→3537M$→3541M$と約3倍に急拡大していますね(追加:2008;3557→2009;895→2010;2700)
2006から2007にかけての伸びが大幅に鈍化しているのがコマツとの大きな違いです。おそらくアメリカ国内の景気減速の影響を受けたものと思われます。コマツのH20年度純利益が約2000億円です。ただ、伸び率ではコマツの方が大幅に上回りますので、今後逆転もあるかもしれません。

売上規模に関しては、1998~2007にかけて、20977M$→44958M$へと2倍以上の成長を見せています(追加:2008;51324→2009;32396→2010;42588)。コマツもH15からH20にかけて、売上を1兆円から2.2兆円へと倍増させています。
現時点での売上高で見る両社の規模は1:2でキャタピラー社のほうが大きいと言えますが、成長速度ではコマツに軍配が上がります。

2008年度の純利益は一株当たり5.64~6.18$と想定されています。これは、2007年度に対して5~15%の成長を見込んでいるということです。それに対する予想ROEが約38%、相当高い数値ですね。自己資本比率は約15%ですので相当レバレッジを効かせています(追加:2010年度のROEは24.7%、自己資本比率は17%)
上記予想の下限5%成長と仮定した場合、予想PBR、PERは、4.34、11.41(株価69$想定)です。
PERの比較上、コマツと同レベルの株価水準だと言う事がわかります。

やはり、コマツ同様ここ数年間の成長振りがはっきりとみてとれます。ただ、2007年度の成長鈍化と、2003年頃のコマツの不振ぶりに比べて、キャタピラー社が1000億円規模の利益を確保していた事が大きな違いです。

キャタピラー社以外の建設機械有力企業で、ドイツ・リープヘル社(Liebherr Groupの構成企業)という企業もありますので、今後見てみたいと思います(追加:非上場企業 2009年度 6961M€の売上高)

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コマツの企業価値を見る  (2008/11/22)

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コマツの企業価値を見る

「 配当還元モデル 」 で、コマツの企業価値を見てみましょか。

:コマツのFCF H16~H20
コマツ_FCF

近年、有形固定資産の購入額が増加していますんで、これを平準化して、FCFを700億円とします。向こう10年の成長率10%、以降5%として算出すると、

:コマツ 27,494億円

となりますな。現在の時価総額が 10,017億円ですから、2.7倍になる可能性があるっちゅう訳ですわ。まあ、現在は金融危機の影響で良いニュースは見ませんが、世界的に発展途上の国が多い事を考えると、これくらいの企業価値は有るんとちゃいますかね。

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コマツ 建機業界の株価の下げがきつい  (2008/10/06)

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以前任天堂との比較上取り上げたコマツ(6301)の株価が急落してますな。

コマツは建設機械の大手企業で、北米のキャタピラー社に肩を並べるほどに、ここ数年の業績は絶好調に維持してきたわけでっけど、今、世界中を席巻しているサブプライム問題に端を発した金融危機によって先行きが危ぶまれています。

■ 竹内製作所が大幅下方修正発表。しかし、コマツは強気


そんな折、建機業界の一角、竹内製作所(6432)が業績の下方修正を発表しました。
:竹内製作所、今期純利益66%減に

でもね、08/10/4付けの記事で以下のような物をコマツの関係者は語ってます。
:コマツ粟津が生産抑制 金融危機で世界経済が減速 好調建機の風向き変化

この2つの記事から、竹内製作所は小型建機を取り扱っている為、北米・欧州市場での業績悪化の影響をもろに受ける、しかし、コマツは新興国向けの大型建機によって利益を稼ぎ出しているので問題ないと読み取れる訳ですわ。

いや~、ほんまかいな。コマツさん、下方修正発表とかいきなりしませんやろな?

■ コマツの株価はH16,17年度レベルに低下している


まあ、いずれにしろ来期の業績が落ち込まなければ現状の株価はものすごく割安になってます。PER 5.69、PBR 1.27(予想ROE 22.4%)、配当利回りで3.51%ですわ。でもね、上記記事にも有りますように、新興国がわざわざ高いお金を払ってでも大型建機を購入する理由が、資源価格の高騰でっから、それが最近急落している事から、購買意欲の低下に繋がるんじゃないですかね。

:銅の国際価格チャート
copper_10y.gif


まあ、この価格帯でも昔に比べればべらぼうに高いんですけどね。

まあ、たとえ、大幅な業績下方修正が行われたとしても、ROEが6%とか10%のH16,17年度の時の株価より安い価格水準になっている事から、それなりのリスクを既に織り込み済みと見られます。

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任天堂とコマツを比較する  (2008/07/17)

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コマツ:6301 分析 米キャタピラー社との比較で、ご紹介しました建設機械大手のコマツですが、任天堂と比較してROEが同水準なのにPBRに大きな差があることに疑問を覚えました。何故でしょう?

両社のROEとPBRの推移


年度、ROE(コマツ、任天堂) PBR(コマツ、任天堂)の順です。

:H21 22.4% 23.6% 2.75 5.80(予想)
:H20 23.5% 20.9% 3.75 7.77
:H19 21.2% 15.8% 2.69 3.54
:H18 18.4% 10.1% 2.67 1.91
:H17 12.4% 09.5% 1.45 1.90
:H16 06.3% 03.7% 1.45 1.50
:H15 0.80% 07.6% 1.09 2.06


ROEの水準がH21年度予測でほぼ同じなのに、コマツのPBRは2.75、方や任天堂は5.8もあります。過去の推移もコマツの方がROEの面で優れている(H15年度は除く)にも関わらず、PBRの水準はH18年を除いて、全て任天堂が上回っていますね。H19年度以降は大幅に上回っている状況です。

簡単な説明としては、
任天堂の方が有名である、特に一般人にとっては。おそらく日本人で任天堂を知らない人はいないでしょう。コマツはもしかしたら知らない人もいるかもしれません。取り扱っている商品に関しても、コマツの商品はまず一般人が普段目にする事はありません。が、任天堂の商品はとても一般的で家庭的です。この認知度の差が株価にダイレクトに現れているのでしょうか。

もう一つの理由は、コマツは景気敏感株に分類されている事。つまり、世の中の景気に左右されやすいという位置づけがされていると言う事。近年の新興国の開発ラッシュに後押しされてコマツは業績を拡大してきた訳ですから、これが一旦落ち着くとそれに比例して業績が下方修正される可能性が高いと言う事ですね。

対して、任天堂は景気敏感株ではないと言う事なんでしょうか?
たしかに、バブル崩壊後も業績が景気に左右された様子は伺えません。このあたりは任天堂のHPに良い資料があります。しかし、ソニーのプレイステイションに家庭用ゲーム機の主役の座を奪われた事による業績の低迷が発生しています。つまり、コマツと任天堂ではリスクの種類が違うと言う事なんでしょう。

任天堂の株価は¥27000が適正か?


ROEの水準が同じにも関わらず任天堂の方が高い評価を得ている、これは更なる成長を期待されているとも受け取れるのと、景気敏感株ではないと言う事が関係していると思われますが、PBR 5.8のレベルのROEは、約30%以上が適正かと思われます。その期待にこたえられないという予測が立った時点でPBRの水準がコマツレベルに下がってくる可能性があります。

もし、そのような状況に陥った場合、任天堂の株価は¥27000にまで下落する可能性があります。

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Author:ハリケーン荒谷
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■ 株式投資暦は7年ほど。
■ 日本市場に本格参戦は2003年。
■ 中国株にも2005年参入。
■ 2000年ごろにアメリカ市場で、燃料電池関係にも手を出しましたね~、懐かしい!
■ 海外旅行が好きで、毎年1回はアジアの国々を訪れています。中国・タイ・ベトナムなどに行きました。現地に行って感じたのは、「 まだまだ、発展途上である!」って事です!

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