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荒谷のローリスク株式長期投資

日本・世界の優良企業・株式で長期資産運用(長期投資)を行う私が、素人なりにも株・為替・商品先物・各種経済ネタ・政治ネタについて日々コメントするブログ。因みにバイク好きなもんで、バイクネタも多数アップ、主題に関連する英単語の勉強もしていきたいと思います!

ローリスク長期投資とは?まとめ記事(随時更新)
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    アーネストワン(8895)が10年3月期を黒字予想  (2009/05/19)

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    はい、この前売っちゃった銘柄、アーネストワンが5/15に決算発表しました。

    で、09年3月期は大方の予想通りの約120億円の赤字。しかし、今期10年3月期の予想利益が、当初予想の50億円の赤字が一転、13億円の黒字と発表されたのであります。

    いや~、予想外ですわ。まあ、不動産市況が底を打ちつつあるとは感じてはいましたが、黒字予想を出してくるとは。

    それにしても、売上高の圧縮振りには驚きですね。1500億円が800億円に。相当慎重な仕入れ体制に移行したと言う事でしょうか。

    ま、この決算内容が信用に値するか定かではありませんので、少しビビッテますけども、買い戻しちゃいました。¥195で。

    PBR0.8の¥300が目標です。

    ただ、これは短期的な話しです。今注目しているのはアメリカの失業率。企業業績の改善策のほとんどがリストラ。社会全体としての安定化には程遠いと思うんですよね。

    失業率が10%超えたり、15%超えたりしてきたら・・・、ヤバイですよね?それを意識した相場に転換するような気がするんですよね。

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    テーマ:株式投資 - ジャンル:株式・投資・マネー -タグ:不動産 PBR アーネストワン パワービルダー

    アーネストワン(8895)という不動産関連株  (2009/04/09)

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    はい、少し調整気味の株式市場ですね。為替も然り。

    私の今現在の市場に対するスタンスは、短期では買い。アメリカ・ダウ平均株価が9000ドル台までは期待できると勝手にふんでいます。

    で、この短期上昇相場で一番、値上がりが期待できるのが不動産関連株。ファンド系はまだまだ破綻の可能性があるので手が出せませんが、ここは巷で人気のあるアーネストワンに注目してみました。

    アーネストワンは、外資系金融機関の標的となっていますが、この銘柄には個人的に思い入れがあります。2003年からの上昇相場の始まりの時期に、私が買い付けた銘柄なんですね。当時は儲けさせていただきました。

    アーネストワンは、基本的に戸建て建売の会社で、飯田産業系列です。当時急成長で、ROE40%台を誇り、株価も急上昇していましたね。ファースト住建なんかも有名です。

    で、アーネストワンもここ最近の景気低迷により、業績に陰りが見え出し、今期は大幅赤字を計上、株価は目も当てられないくらい急降下。まあ、建売不動産系は他の銘柄に対して先行して株価が上昇していた為、高値圏形成時期も2007年初旬、そこから長期低迷期に突入しています。

    かつては高ROEでしたので、PBRも3~6もありましたが、近年の業績低迷により2009年の最安値時(77円)は、予想PBRで0.2まで下落しました。

    そして、現在の反発相場によって急激に値を戻しつつあるのですが、2009/4/8時点の終値137円で、予想PBRが0.35まで回復しています。

    ただ、当分は赤字経営が続くと見られていますので業績による株価予測は難しいですが、会社としての営業力には定評があります。そして、一般人の不動産購入意欲の向上も期待できる情勢(住宅ローン金利がなんと変動で0.9%/年!、物件価格もかなり下落しています)になってきており、建売系銘柄に注目が集まっているわけですね。

    予想PBR(2010年度純資産を250億と推定)が0.35とかなり割安なこともありますが、市場全体が短期上昇トレンドに乗っていること、日経平均株価上昇幅の約1.6掛けの相関関係からして、アメリカ・ダウ平均株価が9000ドル時に日経平均株価は9800円とすると、アーネストワンの株価は、240円台を期待できるという事です。その時の予想PBRは、0.62となります。

    はたしてどうなることやら。

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    トヨタ・ホンダ・ニッサンのPBR  (2009/03/01)

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    世界的な株安が下げ止まらない状況です。今一度、日本の自動車メーカーのPBRで現在の株価水準を見てみましょう。

    2009年度第3四半期決算における各社PBR
    (純資産からは少数株主持分を控除しています。09/2/27現在の株価で計算)

    トヨタ:0.98
    ホンダ:1.06
    ニッサン:0.41


    トヨタ・ホンダは、それなりの水準を保っており、本決算を迎えて更なる純資産の減少が見込まれる事を考えると、トヨタは1.00~1.05、ホンダ1.10~1.20の水準だろうと思われます。

    ニッサンに関しては、相当売り込まれていますね。マツダ、富士重工並です。過去の成績を見る限り、ここまで売り込まれるのは不思議です。たしかに、近年、純利益の成長に陰りが見えてはいましたが。

    トヨタ・ホンダの株価を見る限り、暴落という水準では無いですね。


    1:金価格の動向、2:為替の動向、そして3:株価の動向を日々見ていますが、全くもって不透明な情勢です。ですが、トヨタ・ホンダの株価を見る限り当面は株価上昇の可能性は低いと個人的には考えます。

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    トヨタの底値を探る3  (2009/02/12)

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    いや~、自動車産業が結構なダメージを蒙りましたな。

    トヨタ、ホンダ等の財務を調べていて、「 自動車業界の金融との密接な関係 」を知る事になりましたが、やはり、それによってダメージの広がり方の説明がつきます。

    日本においては、「 現金主義 」の風潮がありますが、海外では、「 ローン主義 」が主流、信用収縮で一気に購買力を奪われ、The End。

    この流れは当分の間、続きそうですな。

    信用供与していた張本人たちは救済され、また 「 ハゲタカファンド 」 を形成して世の中の、「 不良債権 」を買いあさる事でしょうな。

    ■ トヨタの株価は1700円を目指す可能性も


    本題のトヨタの底値についてですが、以前の記事
    トヨタの底値を探る2
    フォルクスワーゲン(Volkswagen AG)のPBR、ROE 紹介

    に書いた状況よりも悪化する可能性もあります。

    以前の前提は、若干なりとも利益を残せると踏んでいましたが、なんと大幅な赤字に転落。例に出したフォルクスワーゲンのここ数年間の最安値圏である2004年度でさえ、ROE3%を確保していた状況でのPBR0.57。

    過去に大幅赤字に陥った企業の株価を見た場合、それなりの水準への下げは見られますが、日本の株式市場においては、今現在の株価の方がPBRの面では大幅に低い状況で、過去の株価が参考にならない状況です。

    過去の株価にはいわゆる「 ジャパンプレミアム 」という付加価値が付与されていたのでしょう。今現在は、日本の株主構成にかなりの変化があり、つまり、外国人投資家の保有比率が高まった事と、会計基準の国際化の流れ等で、株価形成が世界的な標準体勢に合わされつつあります。

    ですので、トヨタの株価もそういった流れを受けつつ、PBR0.5以下を目指すかもしれません。
    赤字を出した企業ですし、今までの業績は金融の力をバックに成り立っていた訳ですからね。

    PBR0.5(純資産1割減で試算)で見たトヨタの株価は、約1700円です。

    日経平均株価とトヨタの株価はほぼ連動しています。ですので、トヨタの株価がもし1700円になった場合、日経平均株価は約3842~5400円、恐ろしい・・・

    ただ、決算上の赤字を鵜呑みにしてはだめですね。キャッシュフローさえ回っていれば企業として余裕で存続できます。つまり、当期純損失の原因であるマイナス要因には非キャッシュ(減価償却費やその他包括損益等)も多く含まれている事を忘れてはなりません。特に現地生産が進んでいるトヨタにとって為替の損失は実際のキャッシュフローを伴っていません。

    さらに言えば、「 マネーを生み出す怪物 」 によれば、このくらいの恐慌は歴史的に十分許容範囲であり、恐らく以前のような信用供与が復活するのも時間の問題、というか、バイオリズム的で、不況と好況の波を起こす事によって、金持ち達が金儲けをする本来の仕組みに沿った出来事であると。

    ですから、「 以前のような好況はもう来ない! 」 と考えるのは早計でしょうな。大企業は結構したたかですから。

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    トヨタの底値を探る2  (2008/10/28)

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    ますます低下する株価、いったい何処まで下がるのでしょうかね?
    以前の記事で紹介しましたトヨタの底値圏がいよいよ現実の物となってきましたよ。

    ■ PBR 0.60 前後が節目か


    以前の記事 フォルクスワーゲン(Volkswagen AG)のPBR、ROE 紹介

    でご紹介したフォルクスワーゲン社の業績と株価の推移を参考にして、トヨタの株価を考えますと、ROE の低下に伴ってPBRは、0.60 前後のレベルにまで低下する可能性があります。前回の記事で株主資本の減少の可能性を書きましたが、これだけ各国主要通貨が円高に振れている状況からして、避けては通れないでしょう。

    ■ PBR 0.60 で 株主資本が1割、もしくは2割減少した場合のトヨタの株価


    :1割減 ¥2,035
    :2割減 ¥1,809


    この価格帯が底値ターゲットラインになりそうだと思いますね。ただ、トヨタのほうがフォルクスワーゲン社よりも将来性が高いと思われますので、PBR 0.7~0.8程度に底値ラインを引いておいたほうが良いかもしれません。この場合、¥2,100~2,300が底値ラインになりそうです。

    トヨタが数千億円規模の営業利益の減額を発表している事から、最終純利益は、6,000億円規模になりそうかと思いますので、上記株価予想もあながち悲観的過ぎるとも言えませんよ。

    ■ トヨタ・ホンダ以外は更に下値を探る展開か


    ホンダとトヨタは売上高利益率(5~6%)がほぼ同レベルなのに対して、スズキ・マツダ・スバルはもともと1~2.5%程度ですのでやはり底力に差があります。ニッサンも近年、最終純利益を伸ばせていませんのでトヨタ・ホンダに見劣りします。

    市場のPBRによる評価(株主資本1割減で試算)は、

    :グループ1 PBR 0.7~0.8(トヨタ・ホンダ・スズキ)
    :グループ2 PBR 0.45~0.55(ニッサン・マツダ・スバル(富士重工))


    となっておりますわ。

    前回の記事にも書きましたが自動車メーカー各社の株価は好調な時期に比べると安いですので、特にトヨタ・ホンダは、PBR1.0以下であれば悪い買い物ではないと思いますね。

    ただ、短期間での全力投資は避け、段階的に投資していきたいと思います。信用収縮による実経済への波及効果がどの程度あるのかの見極めが全く出来ないですからね。せめて四半期決算、もしくは半期ごとの決算内容を確認してから判断していきたいと思います。

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    主要自動車メーカーの株価 (08/10)  (2008/10/27)

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    ここ最近、各国通貨に対してものすごい円高が進行してますな。これは輸出型企業にとっては大ダメージ、自動車産業もその例に漏れませんわ。

    ■ 各社のPBR


    2008/10/24日時点での株価と、PBRを見てみましょか。
    PBRの元となるBPS(一株純資産)は、H20年3月期の株主資本を1割減額した物を使用しています。これは、為替変動による損失と、保有金融資産の評価損を見込んでいる為です。

    :トヨタ ¥3200 0.94
    :ホンダ ¥1990 0.88
    :ニッサン ¥441 0.57
    :マツダ ¥200 0.56
    :スバル ¥320 0.52
    :スズキ ¥1220 0.79


    いずれも低いPBRを示していますね。

    まず、株主資本の評価額が、この金融危機によってどの程度の悪影響を受けるかが問題ですが、おおよそ1~2割減だとします。あくまでも仮定です。この仮定に基づきますと、基準PERを10とした場合、トヨタ・ホンダ・スズキはROE 8~9%レベル、ニッサン・マツダ・スバル(富士重工)に関してはROE 5%レベルにまで株価が低下してます。

    以前の記事、配当金に各社のPBR等の推移を書きましたが、以前の水準に比べるとかなり低下している事が分かります。バーゲン価格は目の前ですね。もうすでに到達しているかもしれません。

    はっきり言って、日本の自動車メーカーは世界的にトップレベルの競争力を持っています。今後も、世界で十分戦えるはずです。さらに今後発展が予想されるロボット分野にも抜かりなく投資していますので、自動車一本やりの戦略でもありません。更に、商品先物市場の暴落によって、原材料となる鉄やアルミの価格が低下している事もプラス材料です。長い目で見れば景気回復に伴って、以前のPBRレベルには最低限回復する物と思われますよ。

    ただ、注意事項として、上記仮定よりも株主資本が減少する可能性が十分ある事。その場合、株価はまだまだ下がる恐れがあります。あくまでも資金投入の時期を集中させないように心がけましょうね。

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    時価会計基準を意識してPBRを見る  (2008/10/08)

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    私は特に自動車業界の銘柄をチェックしてますけど、各社ともかなり株価が低下してますな。

    ■ トヨタ、ホンダのPBRがかなり低い


    PBRで見た場合、特にトヨタ、ホンダのそれが過去10年で見た場合、最低値を示してます。以下に示す数値は、左が現在(08/10/7)のもの、右が過去10年間での最低値(決算月の前11月末の株価で見た物)です。

    :トヨタ 0.98 1.31(H17)
    :ホンダ 1.02 1.38(H17)


    過去の決算内容と比較する時に注意する点があります。それは会計基準の変更があるかどうか。2000年を前後して日本でも米国の会計基準による、いわゆる時価会計基準が本格的に導入されてます。これが曲者です。

    単純に比較できない訳ですね。さらに、日本の会計基準による決算内容を発表している企業と、米国会計基準でそれを発表している企業が混在している訳です。トヨタ、ホンダは米国の会計基準に沿って決算を発表しています。このあたりを注意しないと意味の無い比較になってしまう訳ですわ。困ったモンです。

    まあ、この場では深く考えない事にしますけど、自動車産業内の企業を比較するのにもかなりの労力が必要だと言う事だけ述べておきます。

    ■ 時価会計によって膨れ上がった資産が存在している


    ちゅう訳ですな。評価額が増してる、ここ数年で。そんで、これが次期決算で評価損を生む事になれば、上記のトヨタ、ホンダのPBRも決して過去10年間での最低値にならないかもしれないっちゅう事ですわ。純資産の評価が低下して、一株当たり純資産(BPS)が目減りする。PBRは、「 株価 / BPS 」 でっから、分母が低下する事により同じ株価でも結果が異なるっちゅう事。

    この時価会計による資産の評価額の目減り分を考慮して、さらに業績悪化によるROEの低下を合わせて考えると現状の株価でも低い・割安とは考えられないと言う事。

    エライ弱気やな~、でもここは押さえておかんとあかんと思うんやね。

    なんにしろ、時価会計基準っていうのは意外と曲モンやっていう事ですわ。

    下記の記事からも会計基準の変更が大きく影響する事がわかりますな。

    2003年2月3日 ライン

    トヨタ自動車は、2003年度からホンダと同様に米国会計基準による決算を公表することになった。時価会計などでより厳格さが求められる米国基準にすることで、情報開示を強化する。

    トヨタは1999年にニューヨーク証券取引所に上場して以来、日本の企業会計原則による決算発表とは別に、米国基準による決算も取りまとめてきた。毎年夏に公表する「アニュアルレポート」では米国会計基準による業績を公表している。米国基準では一般的に、資本効率を示すROE(株主資本利益率)が日本の会計原則より高めに出やすい。

    例えば01年3月期のトヨタの連結決算では、日本基準でのROEは6.8%だったが、米国基準の決算だと9.6%となっている。「ダブルスタンダード」状態の決算集計を一本化するのは、透明性を高めるとともに業務の軽減を図るのが狙い。ただ、トヨタはホンダに比べて資本効率で劣るだけに、同じ土俵で比較することによって表記上の差が、これまでよりは少し縮められるという“効果”もある。

    :ROEは上昇しそう---トヨタが来期から米国会計基準に統一
    より



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    自動車銘柄のPBR近況 (トヨタ)  (2008/09/18)

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    最近の下げ相場で自動車関係銘柄も下げてますな。

    ■ 主要銘柄のPBR


    とりあえず主要銘柄のPBR見てみましょか。
    本日付予想PBR(株価)、年初来安値PBR(株価)と日時 の順です。

    トヨタ  1.18(¥4450) 1.15(¥4370 9/18)
    ホンダ  1.26(¥3160) 1.04(¥2610 3/18)
    ニッサン 0.82(¥709) 0.81(¥697 9/18)
    スズキ  1.08(¥1867) 1.05(¥1815 9/18)
    マツダ  1.11(¥450) 0.80(¥325 3/17)
    スバル  0.80(¥557) 0.54(¥376 3/18)


    トヨタ、ニッサン、スズキは本日年初来安値を更新してまんな。でも、その他は3/17、18が安値。しかも当時と比べると結構差がありますわ。

    トヨタ、ニッサン、スズキの前回(3/18前後)の安値圏からの値下がり率は、

    トヨタ 11%、ニッサン 18%、スズキ 25%

    となっておりますわ。
    いや~、スズキ下げましたな。でも、以前から言ってるようにROEの割りにPBRが高かったんで、私的には適正水準かな。
    ニッサン、スバルと同じレベルのPBR・評価になっちゃいましたね。相当悪いんですかね、業績が。

    まあ、いずれにしろ、全ての銘柄のPBRが、ここ10年くらいの最安値圏に突入してますわ。

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    トヨタ 今後の株価推移を予測する  (2008/08/18)

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    将来の業績を予測する事はまあ、不可能なんでっけど、上限下限みたいなもんを設定してみて推測してみるのも面白いと思いますねんな。

    ■ シナリオ1:一時的な業績不振はあるかもしれないが、近い将来回復する


    まず、H15~H20年度のROEは、12.7%~14.5%。H13年度から見た8年間の前年に対するBPS増加率平均値は約109%。まあ、非常に順調やった訳やね。PBRもH18~20は1.7前後やった。

    で、H12~H14年度のROEは、6%、6.6%、8.4%と、H15以降の13%前後と比べれば非常に低い訳ですわ。でもな、H12~14のPBRは1.5以上有りましたんや。今現在のH21年度予想業績に対するPBR1.3前後よりも高い評価を受けてたんですな。

    ここから考えられるのは、例え、ROE 5~7%っていう低調な業績をたたき出しても、将来的な回復を見越してPBRが下がらない事も考えられる訳ですよ。このシナリオを前提にすると、PBRの下限は1.3前後になる訳ですわ。

    ■ シナリオ2:業績不振が株価にダイレクトに現れる


    これは、過去記事のフォルクスワーゲンの株価推移を見て思ったんやけども、フォルクスワーゲンの場合、ROEの低下とPBRの低下がダイレクトにリンクしてたんやね。詳しくはフォルクスワーゲン(Volkswagen AG)のPBR、ROE 紹介を見てね。

    こういったシナリオもグローバル化した日本の株式市場にも当てはまる可能性があるわけで、その場合、トヨタの株価もフォルクスワーゲンのような値動きをする可能性があるっちゅう事ですわ。

    さらに、将来的に自動車産業がROE13%前後という最近の業績を回復できない程の厳しい業界になる可能性もある訳で、その場合、長期間の低空飛行も有り得るっちゅう事やね。

    ■ で、どうすればいいの?


    まあ、はっきり言って将来の事は分かりません。
    どんだけ詳細に分析しても5年先はわからんでしょうな。1年先でもむちゃくちゃ突発的な出来事が起こるかもしれませんし。

    結局、過去の大企業や同業企業の株価の推移を参考に、適正な価格帯・投資効率が高い価格帯をある程度把握して継続投資する以外に方法は無いと思うのですよ。

    われわれはトヨタの首脳陣に全てを託しているっちゅうわけです。ただ一つ言えることは、トヨタは本気で戦ってるって事。もう、そりゃ、すごい本気やと思いますで。そうやなきゃ、こんだけの大企業になる訳がありません。

    トヨタ、がんばれ!

    関連記事:トヨタのROEが5%になった場合

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    日本の家電メーカーはどやねん?  (2008/08/03)

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    松下電器、ソニーなどなど、総合家電メーカーって日本人なら誰でも知ってて大企業!ってイメージありますわな。でもな、内容見てみるとイマイチナ感がありますな~。株価もITバブル時の高値を超えてない企業がほとんど。なんでやろか?
    とりあえず、総合家電メーカーの中で日本最大の売上高を誇る松下電器産業:6752を見てみよか。

    ■ 松下電器産業(現パナソニック)の財務指標

    年度、売上高、純利益、PER、PBR、ROE、配当利回り、配当性向の順。株価は決算月前年11月末。

    H21 9.2兆円 3100億円 15.59 1.29 8.3% 1.96% 30.51%(予想値)
    H20 9.0兆円 2819億円 16.66 1.25 7.5% 1.57% 26.10%
    H19 9.1兆円 2172億円 22.30 1.23 5.5% 1.33% 29.67%
    H18 8.8兆円 1540億円 34.59 1.40 4.1% 0.83% 28.65%
    H17 8.7兆円  580億円 59.34 0.97 1.6% 0.98% 58.14%
    H16 7.4兆円  420億円 77.95 0.94 1.2% 0.99% 77.35%
    H15 7.4兆円 -190億円 NA 0.93 NA 0.95% NA(当期赤字)

    いや~、ROE低いですな~。まあ、段々回復傾向ですけどな。でもまあ、かつてのPERの高さはやっぱり松下電器って事で見捨てる訳にもいかんかった、いつかは業績回復するで!っていう期待感が込められてたんでしょな。まあ、全期間ちょっと割高な感じが漂ってます。でもね、やっぱりPBRが全期間を通して低いっちゅうことは、実際のところ不安感がいっぱいで買い進められん!って気持ちの表れでしょうな。

    これが日本を代表する家電メーカーの実情ですわ。まあ、そんな儲かってへんよ!って事ですな。じゃあ、海外の家電メーカーも儲かってないんか?って話になるんですけど、そうでも無いとこも有るみたいやで。

    ■ 韓国・サムスン電子

    2003~2007を見てみましょか。
    年度、売上、純利益、PER、PBR、ROEの順。株価は前年年末価格。(為替は10ウォン当たり1円で計算)

    2007 9.8兆円 7421億円 11.23 1.46 13.0%
    2006 8.1兆円 7926億円 11.59 1.88 16.2%
    2005 7.4兆円 7640億円 13.18 2.33 17.6%
    2004 6.9兆円 10790億円 6.63 1.82 27.4%
    2003 6.8兆円 5962億円 12.39 2.25 18.1%


    むむ~、めちゃめちゃ儲かってますな。近年はROEの低下が目立ちますが、それでも13%台をキープ、松下電器と比べたら全然優秀ですわ。
    単純に売上純利益率で見たら、2007年度で、7.5%(サムスン)対3.1%でっから2倍以上も収益力の差があるっちゅう事ですな。

    でも、株価の割安度(PER)で見たら、サムスンのほうが割安ですな。2008年度のサムスンの業績は順調に前年を上回ってますさかいにな。

    まあ、サムスンの最近の業績は、販売シェアの約50%を北米市場に頼ってますさかい、2003-2007年の間で為替が25%ウォン高になってる事と、北米市場の景気減速の影響ですかな。ちなみにサムスンは収益の80%以上を海外から稼ぎ出しております。

    事業分野で見た経常利益のシェアは、2007年度で半導体(37%)、液晶ディスプレイ(33%)、携帯電話(36%)と、事業分野を思いっきり選択&集中させてるな~って事が分かりますな。

    まあ、ざっと見ただけなんでサムスンに関しては間違ってる部分もあるでしょうが、数字だけ見たらまあ、優秀な方とちゃいますかね。

    ■ 松下電器産業とサムスンの比較

    まあ、売上規模は同格でっけど、ROEで2倍近い差がありますな。過去にさかのぼればもっと差があります。

    あと、マーケットの分布でっけど、サムスンが海外比率約80%なのに対して、松下は約50%。まあ、日本の消費は右肩下がりでっから、なんでもっと前から海外に軸足を移さんかったんやろな?あまりにも日本のマーケットに頼りすぎでっせ。これ実は日本の各電機メーカーの特徴ですねん。意外に、他の業種と比べて海外進出が遅れてるんですわ。

    :日本の電機業界と自動車業界の地域別シェア比較図
    denki.gif


    あとは、事業分野の選択と集中の遅れ。サムスンははっきり言って、半導体と液晶ディスプレイ、携帯電話の3本柱に事業を集中してますな。対して松下はというと、電気製品を色んな種類作ってますよね。後、パナホームとか松下電工とかの住宅関係とかもやってます。この辺でも収益力の差が出てきてるのかな?

    まあでも、今の状況が日本の電機メーカーにとって取り返しの付かない物なのか、それとも、これから一気に攻勢にでるのか、楽しみですな。まあ、株価的にはサムスンのほうが買いですけどな。

    ■ その他海外メーカー

    でも、海外の家電メーカーが全部儲かってる訳じゃないよ。

    LG電子(韓国)なんかも意外と苦戦してますな。特に2001~2002年度はほぼ全ての家電メーカーがイマイチな決算内容でしてな。あと、モトローラ(米)、トムソン(仏)なんかも最近もイマイチですわ。

    フィリップス(蘭)なんかも松下電器みたいに最近回復してきた感じ。でもフィリップスの場合、売上営業利益率は2007年度で6.9%なんで、松下(3.1%)にだいぶ差をつけてきてますな。売上純利益率だともっと差がありますよ。ここ(MSN Money)でフィリップスの決算内容が見れるで。

    あと、一口に家電メーカー言うても細かく見ると事業分野が異なるとこも多いんで、比較のしづらい感じもしますな。あと、結構先進国の家電メーカーは国内市場にシェアが偏ってるところ多いですわ。例えば、アメリカの洗濯機は、ワールプール社(米)が国内市場の70%を占めてます(2006)さかいな。

    こうやって見てみると、家電メーカー業界はなかなか難しいですな。この先何処が勝ち組になるのか予想しづらい。

    ちなみに、日本の家電メーカー・海外主要メーカーの一覧が下記のサイトで確認できます。
    電機メーカー(Wiki)

    とりあえず、松下電器、がんばれ!
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    三菱地所:8802ってどんな会社?  (2008/07/24)

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    まずは過去の経営成績を見てみましょか!

    ■ PBR、ROE、PER

    株価は決算月前年11月末のものを使用。

    :H21 2.58 6.2% 41.59(予想)
    :H20 3.16 7.0% 45.15
    :H19 3.05 8.0% 38.36
    :H18 2.23 4.9% 45.42
    :H17 1.69 3.9% 43.11
    :H16 1.38 3.9% 35.50
    :H15 1.36 4.3% 31.88


    ん~、PBRはどんどん高くなってきてますな。ROEはもともと低いから、PERも高い。
    今まで見てきた、トヨタ、コマツなんかの製造業と比べるとROE低いくせに、PBR高いから、異様にPERも高くなってる。しかも、それが許容されてますな。PER30~45って言うのがこの会社の近年の水準みたいですわ。

    配当金は低いでっせ!だいたい、配当利回りで0.5%~1.0%の間を推移してます。配当性向はそんなに低くは無いんですけどね。だいたい、25%前後を推移してますな。
    成績(ROE)の割りにPBR高いから、どうしても配当利回りが低くなるっちゅう訳ですわ。インカムゲインだけで考えたら、いわゆる割高な株っちゅう事ですな~。

    それにしても、なんでこないな株価形成になるんやろ?

    ■ 昔から保有している資産の価値がバランスシート上に完全に反映されてないからか?

    ま~、素人目に見たら、この会社は、自社で開発した物件を賃貸に回して家賃収入を得るっていうビジネスモデルが中心なんでっけど、その開発に当たっての土地を昔っからの安値で保有してる。だから、バランスシート上は昔の取得原価に近い価格であって、今の時価に直したら数倍の資産価値があるとしましょう。そうすると、PBR下がりまっから、たとえば、それが1/3(逆に考えると純資産の時価が3倍)になったら、ROE 7%でも、PER12とかになりますさかいな。そうなったら、結構適正価格なんかな~って思いますな。

    はたして、そういう事なんですかね?

    まあ三菱とか、住友、三井なんかは元財閥でっから、そういう昔から保有してる土地とかいっぱいありそうですもんね。

    ■ 三菱地所は、ビルをいっぱい持ってる大家さんみたいな会社ですわ

    まあ、それにしても三菱地所って会社は、ほとんどビルオーナー会社みたいなもんですな。自分で作ったビルを貸して、家賃収入を得る。この分野だけで、利益の約70%を稼ぎ出してますな。他人様に作ったビルとかマンションの販売利益は、全体の22%くらいでっから。

    まあ、これができるのももしかしたら、昔っから持ってる土地が沢山有るからかもしれませんな。詳細は分かりませんけどな。

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    任天堂とコマツを比較する  (2008/07/17)

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    コマツ:6301 分析 米キャタピラー社との比較で、ご紹介しました建設機械大手のコマツですが、任天堂と比較してROEが同水準なのにPBRに大きな差があることに疑問を覚えました。何故でしょう?

    両社のROEとPBRの推移


    年度、ROE(コマツ、任天堂) PBR(コマツ、任天堂)の順です。

    :H21 22.4% 23.6% 2.75 5.80(予想)
    :H20 23.5% 20.9% 3.75 7.77
    :H19 21.2% 15.8% 2.69 3.54
    :H18 18.4% 10.1% 2.67 1.91
    :H17 12.4% 09.5% 1.45 1.90
    :H16 06.3% 03.7% 1.45 1.50
    :H15 0.80% 07.6% 1.09 2.06


    ROEの水準がH21年度予測でほぼ同じなのに、コマツのPBRは2.75、方や任天堂は5.8もあります。過去の推移もコマツの方がROEの面で優れている(H15年度は除く)にも関わらず、PBRの水準はH18年を除いて、全て任天堂が上回っていますね。H19年度以降は大幅に上回っている状況です。

    簡単な説明としては、
    任天堂の方が有名である、特に一般人にとっては。おそらく日本人で任天堂を知らない人はいないでしょう。コマツはもしかしたら知らない人もいるかもしれません。取り扱っている商品に関しても、コマツの商品はまず一般人が普段目にする事はありません。が、任天堂の商品はとても一般的で家庭的です。この認知度の差が株価にダイレクトに現れているのでしょうか。

    もう一つの理由は、コマツは景気敏感株に分類されている事。つまり、世の中の景気に左右されやすいという位置づけがされていると言う事。近年の新興国の開発ラッシュに後押しされてコマツは業績を拡大してきた訳ですから、これが一旦落ち着くとそれに比例して業績が下方修正される可能性が高いと言う事ですね。

    対して、任天堂は景気敏感株ではないと言う事なんでしょうか?
    たしかに、バブル崩壊後も業績が景気に左右された様子は伺えません。このあたりは任天堂のHPに良い資料があります。しかし、ソニーのプレイステイションに家庭用ゲーム機の主役の座を奪われた事による業績の低迷が発生しています。つまり、コマツと任天堂ではリスクの種類が違うと言う事なんでしょう。

    任天堂の株価は¥27000が適正か?


    ROEの水準が同じにも関わらず任天堂の方が高い評価を得ている、これは更なる成長を期待されているとも受け取れるのと、景気敏感株ではないと言う事が関係していると思われますが、PBR 5.8のレベルのROEは、約30%以上が適正かと思われます。その期待にこたえられないという予測が立った時点でPBRの水準がコマツレベルに下がってくる可能性があります。

    もし、そのような状況に陥った場合、任天堂の株価は¥27000にまで下落する可能性があります。

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    日産自動車:7201 配当利回りが相当高い  (2008/07/14)

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    以前掲載しました日産自動車の配当金の推移 (トヨタ)にも有りますように、日産自動車は同業他社のトヨタ、ホンダ等と比較して配当利回り・配当性向がもともと高い訳ですが、ここ最近の株安で更に拍車がかかってきました。

    ■ 配当利回りがなんと、年率 5.15%

    日産が発表している今期(2009.3月期)の予定年間配当金は、前期+2円の、42円。株価の本日終値が、815円ですから、配当利回りが5.15%にもなっています。
    トヨタが2.9%、ホンダが2.5%ですから、およそ2倍の配当利回りです。もちろん、PBRも3社中最低の0.94。

    最近の日産自動車に対する評価は、同業他社と比べて著しく低下しています。PBRで比較すると、トヨタ、ホンダ、マツダ、スズキの2/3のレベル、富士重工のPBR 0.8に近づきつつあります。

    さらに、Yahoo ファイナンスの配当利回りランキングで147位。東証+JASDAQが約3400社ですから、上位5%に入っている訳です。ランキングを見れば分かりますが、周辺には最近下落著しい不動産業界や業績が著しくない企業ばかり・・・。日産自動車に対する評価は相当低いようですね。

    今後の自動車銘柄の株価推移・PBRの推移について、以前の記事フォルクスワーゲン(Volkswagen AG)のPBR、ROE 紹介中にある表が参考になりそうです。ROEの低下を予測するなら、PBR 0.6~0.7の水準も大いに有り得ますね。

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    スズキの配当金の推移  (2008/07/01)

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    今まで、トヨタ・ホンダ・マツダ・ニッサンの配当金の推移を見てきましたが、
    今回は軽自動車の雄、スズキ自動車(7269)を見てみたいと思います。

    ■ 低い配当利回りは、配当性向が低いから

    年度、配当額、配当利回り、配当性向、PBRの順で掲載します。
    配当利回り、PBRは、決算月の前年11月末の株価で計算しています。

    H21 16円 0.64% 9.02% 1.45 (予想数値、株価は08-6-30現在)
    H20 16円 0.44% 8.99% 2.09
    H19 14円 0.42% 8.42% 2.01
    H18 11円 0.49% 7.36% 1.59
    H17 10円 0.54% 8.80% 1.32
    H16 9円 0.58% 11.15% 1.21
    H15 9円 0.69% 15.76% 1.08
    H14 9円 0.67% 20.62% 1.10


    これらの数値を過去に掲載した同業他社と比較しますと、
    配当利回りに関しては最低水準、配当性向に関しても最低水準、PBRに関しては同水準である事が分かります。特に配当性向に関しては、年々低くなってきています。

    株価形成の要因として、配当利回りや配当性向があまり関与していないように見えます。PBRが他社と同水準なことから、ここが基準になっているように見えます。

    しかしながら、配当性向がとても低いですよね。マツダでも10%、ホンダ、トヨタは25%である事を考えると、スズキの9%は基本的にいただけませんが、これは、マツダと事情が同じで、いわゆる二流企業の宿命なんでしょう。
    内部保留を潤沢にしておかないと不測の事態に対処できないですし、地域的にピンポイントで大きな設備投資をするために資金を確保しておかないといけないのでしょう。

    ただ、逆に配当性向を改善できる余地があるという風にも考えられます。
    配当性向を25%に改善すれば、今期の配当利回りは1.79%になります。それでも、他社と比べると魅力的な水準ではありませんが。

    ■ スズキは特殊な存在

    H15~20年度間のPBRに関して、他社が過去に比べて低下傾向もしくは同水準なのに対して、スズキは上昇傾向を示しているのが特徴でしょうか。
    H21年度予想に関しては、おおむね同水準に収まっています。

    あと、H21年度の予想純利益をスズキは、大幅下方修正していないことが特徴です。
    各社、H20年度に対しておおむね20%前後の純利益の減額を予想していますが、スズキは今期純利益とほぼ同じ額を予想しています。

    これは、他社に比べて北米市場の売上に対する割合が元々低いからではないかと思われます。以下が今期のスズキの売上高の地域分布状況です。

    欧州 26.3%
    北米 11.9%
    アジア 25.3%
    その他 8.5%


    海外比率72%ですので、国内のシェアは28%。これは他社より高いレベルで、さらに海外の内訳が元々欧州とアジアが主力になっている事が特徴です。
    例えば、ホンダの場合、北米の割合が48.4%、トヨタが34.2%、ニッサンが29.1%ですので、スズキはかなり低い事が分かります。

    軽自動車と小型車が主力商品ですので自然と地域のすみわけが出来ていたのでしょう。
    特に、インドでのスズキの存在は大きいです。

    ■ まとめ

    過去数回にわたって自動車メーカーの配当金について見て来ましたが、

    1:配当利回りで株価が形成されているのではない。
    2:PBRが株価の水準を表している傾向がある。
    3:各社ともH21年度の予想ROEが同水準なので、PERに関しても同水準である。


    結論からして、PBR、PERの面からは特にどの会社が割安と言う事もなく、同じ水準に今は落ち着いている。
    ただ、現状の配当性向からして、2.0%以上のインカムゲインがほぼ確実に得られると言う観点から、トヨタ、ホンダ、ニッサンの方に保有妙味が有ると思われます。

    さらに、全般的に、過去と比べて低PBRの状態ですから、買い付けの時期としては悪くないと思われます。

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    トヨタ 配当金の推移  (2008/06/16)

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    トヨタの過去数年の配当金の推移と、株価に対する利回りとPBRを見てみましょう。
    配当利回り・PBRは、決算発表の前年11月末の株価で計算しています。

    年度、一株辺り配当金、配当利回り、PBR、配当性向(純利益から配当に回した比率)の順です。

    :H20 140円 2.24% 1.65 25.67%
    :H19 120円 1.71% 1.89 23.35%
    :H18 90円  1.55% 1.77 21.27%
    :H17 65円  1.68% 1.31 15.87%
    :H16 45円  1.37% 1.33 12.90%
    :H15 36円  1.12% 1.44 12.77%
    :H14 28円  0.89% 1.52 16.18%
    :H13 25円  0.63% 2.01 19.29%



    そして現在の株価(2008-6-13)で見た予想PBRは、

    1.42

    H21決算予想純利益を基に、配当性向25%とした場合の配当金及び利回りは、

    95円 1.73%


    となります。

    トヨタは、配当性向を30%にするよう努力していると決算報告書に記載しています。
    H13から見て、かなり実現に近づいてきました。
    仮に、来期の配当性向が、30%を達成した場合、配当金と現在の株価から見た配当利回りは、

    115円 2.09%

    となります。

    来期の予想決算内容は、アメリカ市場の景気減速や原材料価格の高騰などを織り込んで、弱気な予想を立てています。H15年度からH20年度にかけて、ROE12~14.5%を達成してきた訳ですが、来期の予想に基づけば、来期ROEは9.9%となります。ただ、その水準でもH12~14年度が、ROE6~8.4%だった事を考えれば、悲観する内容ではないかもしれません。

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    任天堂(7974) H20年度決算を見ての展望  (2008/05/09)

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    前回紹介しました任天堂の記事の内容を分かりやすくまとめてみたいと思います。
    改めて、ゲーム産業の優良企業・任天堂を長期投資対象とした場合の期待できる投資リターンを考えてみたいと思います。

    ■ 複利効果は年率16%

    まず、ここ直近のROEは過去数年と比べて高くなっています。

    H14~18年度は、ROEが10%前後で推移していましたが、H19年度で15%に、
    H20年度で20%。H21年度の予想は、約23%です。

    今後ROEが23%前後で推移し、純資産への組み入れ率が60%だと仮定した場合、
    複利効果で年率16%の利回りになります。

    H20年度決算時のBPSが9617円ですので、年率16%成長ですと、

    5年後、BPS 20199円、
    10年後 BPS 42424円

    と言う事になります。

    ■ 直近のPBRの推移と妥当な水準

    2007年から2008年の間の株価の推移で見てみますと、

    最低値 28850円(2007/1)~ 最高値 73200円(2007/10)

    H20年度の決算内容から換算すると、

    PBR 2.99 ~ 7.61 


    と言う事になります。

    H15年度から18年度まではおおむね、PBR1.7前後で推移していた事を考えると、
    ROEが高まった分、PBRの水準が押し上げられたと考えられます。
    ROEが10%の企業と23%企業では、10年後のBPSに2倍の開きが出ます。
    PBRの適正レベルは 4.0~5.0が妥当だと個人的には考えます。

    注:この考えは今現在(08/7/18)変わっています。詳しくは任天堂とコマツを比較するをご覧ください。


    そう考えた場合、5年後の株価は、

    80796円~100995円

    と言う事になります。

    ■ 任天堂の今現在の理想的買い付け水準は、45000円~56000円

    今現在の株価はH21年度の予想決算内容を元に形成されていると思われますので、

    PBR4.0~5.0、株価で言えば45000円~56000円

    の水準での買い付けが理想的だと思われます。

    ただ、このシュミレーションは、ROEが23%前後という水準を維持できたらという前提に立っています。ですので、今後、この水準が下がればPBRの水準も下がりますし、逆も然りです。

    ■ ゲーム産業の今後の展望


    ゲーム産業の今後の展望を語れるほど知識はありませんが、単純に考えてみて、まだまだ開拓されていない市場が世界には残っています。

    H19年度とH20年度の任天堂の地域別売上比率を見てみましょう。

    :海外売上比率 66.5%(H19) 80.6%(H20)
    :欧米とその他地域 64%:2.5%(H19) 76.4%:4.0%(H20)


    日本国内の売上高のインパクトは既に20%を切っています。人口的に見てアメリカが3億人、EUが5億人ですので、日本の1.2億人の6.6倍です。ですので、売上比率が、H20年度で、19.4:76.4 3.93倍ですので、人口比率の6.6倍にまだ届いていませんし、欧米以外の地域売上比率がたったの4.0%に過ぎず、BRICS諸国などの新興国の成長に伴いゲーム産業の受け皿は今後も拡大していく事でしょう。

    ですので、今後10年は安泰な業界だとは思います。もちろん、任天堂がこの世界でトップを走り続ける事ができるかどうかは別の問題ですが、イニシアティブは握っていると思います。

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    スバル(7270) スバルのPBRは何故低いのか?  (2008/04/16)

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    スバル(7270:富士重工業)は、GMからトヨタに株の譲渡が行われ、今やトヨタの関連企業になりました。代表車種は、インプレッサ、レガシーなどスポーツ走行を意識した車種となっています。富士重工業は、かつて第2次世界大戦中は戦闘機を作るほどの企業でしたので、今現在もその時の名残で、水平対向エンジンをシンボルとしていますね。

    ■ スバルの過去数年間のPBRの推移

    2008: 0.67 (予想、現株価で試算)
    2007: 0.95
    2006: 1.07
    2005: 0.79
    2004: 0.89
    2003: 0.79


    2006年を除けば、1以下ですね。過去の記事でご紹介してきました自動車メーカーと比較しても、異例の存在です。

    さらに、ROEの推移を見てみましょう。

    2008: 0.034  (予想数値)
    2007: 0.065
    2006: 0.034
    2005: 0.039
    2004: 0.085
    2003: 0.081


    これも、通年低い状態です。
    そもそも、経営危機に瀕したので、米GMの支援を受けた訳です。一回は潰れかけた企業な訳ですね。今現在も再建中ということでしょう。

    ■ スバルブランドの存在価値

    今現在、スバルはWRCというラリーカーによる世界選手権に出場して、そこにインプレッサを送り込んでいます。海外では人気のあるレースカテゴリーですね。そこで、結構活躍していますので、スバル=ラリーカーというイメージが定着しているようです。
    かつては、三菱のランサーも活躍していましたが、今や見る影もありません。

    スバルの存在価値を高めるには、やはりこのラリーカーというコンセプトを生かす必要があると思いますが、そうすると特に日本国内ではターゲットがかなり狭くなってしまいます。

    WRCにはプジョーシトロエンなども参加しており、プジョーなんかは意外とラリーカーのイメージとおしゃれ感をうまくミックスした車種を市販化しているな~なんて、個人的には思っていますが、スバルは、インプレッサを見れば分かると思いますが、無骨なフォルム過ぎて、買い手を選んでしまってますよね、明らかに。女性には絶対に受けないフォルムとコンセプトです。

    ぶっちゃけ、外国ブランド好きな日本人の発想になっちゃいますが、もう、プジョーのセンスを盗んじゃった方が早いんじゃないか?と個人的には思います。
    そして、日本では、プジョーバージョンをリリースして、ヨーロッパでは、今までの硬派なインプレッサ系をリリースすればいいと思いますよ。

    ■ 今回の結論

    現状のスバルにはいいとこありませんが、ただ、PBRが低い今であれば、投資しても良いかもしれません。仮に、ROEが現状よりも上昇(10%以上)すれば、PBRの水準も1.0~1.4にはなるでしょうし、株主純資産も今まで以上に伸びますので、複利15~20%とかを狙えるかもしれません

    しかし、最悪のパターンとして、倒産もありえます。トヨタがバックアップに付いたのでその可能性は低いでしょうが、トヨタがスバルをどう活かしたいのか?その戦略如何でしょう。因みに本日、スバルが軽自動車からの撤退を発表しました。

    スバル軽自動車撤退関係のニュース
    :富士重工の軽撤退、環境視点で考察(08/04/15)
    :スバル「軽」生産中止で、スズキの一手は? 富士重社長が明かす撤退の真相(2008/04/17)

    そして、トヨタとのさらなる関係強化のニュース
    :トヨタと富士重、提携拡大を発表

    生き残れるか、スバル!

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    長期投資・ローリスク PBR・ROEで判断する長期投資  (2008/01/22)

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    PBRトヨタと東京ガスのPBR東京ガス(瓦斯) 9531の記事でも書いたように、安定成長企業のPBRはかなり信用の置ける指標です。今回は、実際の投資効率を見てみたいと思います。

    東京ガス:9531を例にして話を進めていきますね。

    ■ PBRで株価の割安・割高な水準を見る

    東京ガスはおおむね、PBR1.6~1.9が通常のレンジです。安定した株価を形成する東京ガスでも市場心理が強くなった時は、PBRが2.4くらいに高まります。市場心理の高まる周期を正確には予測できませんが、ここでは仮に4年毎とします。

    ■ ROEで1年辺りの企業価値の増加レベルを計る

    ROEは0.08~0.10と安定しています。つまり、毎年純資産が8~10%の割合で増えると言う事です。ただし、純利益の一部は配当金として外部に流出します。東京ガスの場合、配当性向が20~30%(純利益の20~30%を配当する)ので、ROEに0.7~0.8を掛け合わしたものが純資産増加率の目安だと言えます。

    ただ、時価会計基準が導入されてからは、資産である有価証券や不動産の時価の変動によって再評価された価額でも純資産は上下します。そこら辺りも頭の片隅に入れておきましょう。

    ■ 複利で考える

    1:通常レンジ(PBR1.75)の年利回りは配当も含めて 8% です。
    2:4年毎にPBRが2.4に一時的に高まり、再び通常レンジに戻るとします。
    3:2の期間に高値(PBR2.1)で売り、通常レンジで買い戻すとして、この期間の利益は27%となります。
    4:通常レンジの期間と2の期間の平均利回りは12.7%です。


    東京ガスほどの安定した企業でさえ、複利で年利回り12.7%も得られると言う事ですね。
    仮に、初期投資1000万円として、12年間投資したとします。12年後には、投資資金が4198万円になる計算です。

    ■ PBRを使用する時のポイント

    PBRを使う目的は、市場心理の強弱を測り、売買の目安を単純化することです。そういった意味でPBRを使用する時のポイントは、

    :個別銘柄の過去の値動きを計るのが目的であり、他業種、他銘柄との比較を行うためには基本的に使わない。
    :出来るだけ長期のデータを使用する。最低10年。
    :他銘柄との比較を行う場合、ROEが同水準であるかを必ず確認する。
    :その企業の経営状況(ROEの推移)が長期にわたって安定しているかを確認する。



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    トヨタ PBR1.48 既に、買いレベルに株価が到達  (2008/01/21)

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    トヨタ:7203の株価が私が個人的に設定した買い付けレベル1(¥5500以下)に到達しています。

    ■ 現株価水準で5年後の投資利益・年率12%を期待

    5年後までに純資産が毎年平均6%の伸びを見せたとして、その時点でのPBRが2.0であれば、投資利回りが年率で12%になります。

    ■ 買い付けレベル3(¥4300)になれば投資利回り年率20%

    ここまで株価が下落する可能性もありますので、その場合投資利回りは上記条件(PBR2.0)を満たした場合年率で20%になります。

    PBRはまさに人の心理を表していますから、その時その時で水準は変わります。今現在は心理状況が悪い方向へ向かっていますが、最悪の状態にはなっていません。株価を気にする人がほぼいなくなった状態、ほぼ全ての人が株価上昇を期待もしない、株の事から目を背けた状態。トヨタの場合、PBR1.20前後のレベルがそうです。それが第3レベル(¥4300)です。


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    トヨタ 第1買い付け目標株価に接近中  (2008/01/10)

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    トヨタ:7203の株価(2008-01-10現在)が、¥5700付近。私の第1買い付け目標株価の¥5500に接近中です。

    トヨタが、¥5500を付けた事は、2005年の11月を最後にここ2年間ありません。目標額の根拠はPBRの推移です。詳しくはトヨタと東京ガスのPBRをご覧ください。

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    当ブログの株式投資のテーマ  (2007/12/31)

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    今後の荒谷ローリスク株式投資ブログのテーマを以下に絞り込んで行きたいと思います。

    ■ トヨタ:7203

    日本を代表す大企業・安定成長企業であるトヨタを投資対象として運用していく事を前提にした記事。

    ■ 任天堂:7974

    日本を代表するゲーム機・ソフトメーカーである任天堂を投資対象として運用していく事を前提にした記事。

    ■ ガス会社

    東京ガス:9531、大阪ガス:9532を中心とするガス会社を投資対象として運用していく事を前提にした記事。

    ■ 中国市場、内需・インフラ関係銘柄

    特に電力会社、ガス会社、不動産会社を投資対象として運用していく事を前提にした記事。

    ■ 各テーマの内容

    テーマごとの重要事項を検証し、個別銘柄の過去の PBR ROE の推移を見て投資タイミングを検証、安定・ローリスク運用の方法を紹介していきたいと思います。

    ■ 為替

    為替レートによるリスクを検証。円・ドル・ユーロ・中国元を中心にリスクマネジメントについて考えて行きたいと思います。

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    任天堂 7974  (2007/12/20)

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    ゲーム産業の勇、任天堂。ここ最近、株価がものすごく上昇したので、
    みなさんも注目されたと思います。

    では早速分析してみましょう。

        PER  PBR  ROA   ROE
    H20 34.77 7.96 0.145 0.229
    H16 40.37 1.50 0.033 0.037


    これを、東京エレクトロン 8035 と比較してみたいと思います。

         PER  PBR   ROA   ROE
    H20 11.63  2.25  0.130  0.194
    H16 168.84 5.07  0.015  0.030


    H20年度に関しては、任天堂、東京エレクトロン共に同じようなROA、ROEの数値を示していますね。H16年度に関してもROEの水準はほぼ同じ、ROAに差が有るのは、東京エレクトロンのほうが自己資本比率が低かったからです。ですが、H20年度には両企業とも、自己資本比率が65%前後となってROAに関しても良く似た比率になっています。

    例えばトヨタの場合、ROA 0.047、ROE 0.130ですので、任天堂・東京エレクトロンのROE、ROAの数値は結構優秀だと言う事です。

    ですが、両社のPER、PBRには大きな隔たりがあります。
    (PERとPBRの比率) = ROE が同じような会社は比較可能と私個人的には考えていますんで、比率が同レベルなら同じような 経営力 = お金を生み出す力 を持っていると思うんです。しかし、結果的にPER、PBRの数値に差があるというのは、

    :人気(知名度)に差が有る
    :近未来が想像しやすい

    の結果です。

    任天堂と東京エレクトロンのどっちが買いか?というと、指数的な割安感では後者と言う事になります。市場心理が強いとき(人気が有るとき)は、投資する時期には適していない。逆に人気の無い東京エレクトロンは買い。
    近未来の業績が想像しやすいという基準も結構重要です。やはり、任天堂はそういう意味で東京エレクトロンよりも一般的に想像しやすいのでしょう。ですので逆に、東京エレクトロンを研究すべきです。

    もちろん、任天堂にも買いの時期がいずれやってくると思います。私個人的には、PBR4.5前後でなら任天堂の人気振りからして買ってもいいように思います。
    今後の任天堂の利益が毎年10%成長、純資産に利益の70%分組み込まれると(結果ROEが21%前後を維持)想定して、5年後、PBR4.5で株価¥80,000、PBR5.0で¥88,000。
    近々¥38,000付近(PBR4.5前後)で購入したとすれば、5年後まで複利で約18%のリターンが期待できると言う事ですね。十分に待ってからでも遅くはありません。過去の経験からして、株価には波があります。


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    アメリカと日本企業の比較 Part 1  (2007/12/19)

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    アメリカと日本の上場企業数は、

    アメリカ
    :ニューヨーク証券取引所 約2800社
    :NASDAQ(ナスダック)  約3200社


    日本
    :東京証券取引所     2414社
    :JASDAQ(ジャスダック)  978社


    です。

    今回は、これらの市場に上場されている企業で、

    :時価総額5000億円以上
    :ROE 15%以上
    :PBR 1以上


    の企業を紹介したいと思います。

    アメリカ:87社

    us_roe15

    日本:54社
    JP_ROE15%


    アメリカ: 87/6000 1.4%
    日本 :  54/3400 1.6%


    大体同じですね。

    データを見てみると、ROEの高い企業はだいたいPBRも高いですね。やはり、成長力を見越して将来の純資産価値をすでに株価が織り込んでいる証拠です。

    ROE20%以上の割合を見てみると、日本は22社・40%、アメリカは66社・75%と大きく差が有りますね。
    アメリカの企業は、株式時価総額5000億円以上という大企業でさえ、ROEがこれだけ高い企業が存在すると言う事です。日本企業と比べて、利益追求の姿勢が強いと言えるでしょう。

    やはり、マイクロソフトは恐るべき企業ですね。創業して20年以上経ちますが、未だROE43%、PBRが10もあります。

    あと、アメリカのリストにトヨタ:7203、ホンダ:7267が含まれているのに対して、日本のリストには含まれていないのは、会計基準の違いかそれともデータの期間が違うのか、その辺りは不明です。

    会計基準に違いはあっても、最終的にROEを計る上での利益の価値は同じです。その利益が株主に配当され、会社の純資産として積み立てられていきます。

    ちなみにアメリカのデータの出所はYahoo_USです。Yahoo_Financeのスクリーニング機能はかなり優秀です。日本のYahooには無い機能ですね。ここら辺りに未だネット社会の日本の未発達ぶりが垣間見えます。



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    PER と PBR、 ROE との関係  (2007/12/08)

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    PER
    (Price Earnings Ratio)

    株価と企業の収益力を比較することによって株式の投資価値を判断する際に利用される尺度である。株価が500円で、一株当たり利益が50円ならば、株価収益率は10倍である。

    一般的には、市場平均との比較や、その会社の過去のレンジとの比較で割高・割安を判断する場合が多い。どのくらいの株価収益率が適当かについての基準はなく、国際比較をする場合には、マクロ的な金利水準は基より、各国の税制、企業会計の慣行などを考慮する必要がある。
    (野村證券HPより抜粋)



    PERとPBRには密接な関係があります。

    ■ PBR / ROE = PER

    という式が成り立ちますので、結局PERを見ようが、PBRを見ようが、ROEさえ介在させれば結果は同じだと言う事ですね。

    ではここでトヨタ:7203の過去のPERとPBR、ROEの推移を見てみましょう。
    指標の元になる株価は、決算月前年11月末のものです。

        PER    PBR    ROE
    H20 11.44    1.65    14.5%
    H19 13.65    1.89    13.9%
    H18 13.68    1.77    13.0%
    H17  9.42    1.31    13.9%
    H16  9.42    1.33    14.2%
    H15 11.42    1.44    12.7%
    H14 18.19    1.52     8.4%
    H13 30.47    2.01     6.6%
    H12 31.39    1.87     6.0%

    注目していただきたいのが、H12,H13の部分です。
    この時期はとてもPERが高いですね。他の企業もおおむねそうです。
    H19とH12を比べてください。PBRに関してはほぼ同じですね。H12のPERの高さは、高評価を表してるのではなく、企業収益の悪化(ROEの低下)を示している訳です。
    そして、H12とH13のPBRがROEの割りに高いのは、くしくもこの期間がいわゆる 「ITバブル」 の時期と重なっているからです。

    ■ 業績は回復傾向にあるにもかかわらず、株価は低迷している時がある

     そして、H16~17年(3月決算~株価は前年の11月末時点)の指標(PER、PBR)の低さは、
    1)PERの低下=ROEの高まり=業績の回復
    2)PBRの低下=市場心理の低下

    つまり、業績は回復傾向にあるにもかかわらず、株価は低迷していると言う事を表しています。
    2003年(H15)は最近の株式市場の心理面での強弱の転換が起こった年ですね。

     トヨタ:7203は、優良企業ですから上記H12~H20の間黒字ですし、着実に純資産を増加させています。ですが、市場心理の強弱に大きく左右されてこういった指標に現れてくるんです。株価を決めるのは最終的に人間の心理なんですね。

    若干9年間の比較に過ぎませんが、ある程度の水準が見えてくると思います。
    トヨタ:7203に関して言えば、PBR1.3~2.0をレンジとして、なるべく低い値で投資を行い、高いレンジになるまで待つ。そうすれば、優良企業なので着実な純資産の積み上げが行われるので、将来の株価がシュミレーションできます。

     重要なのは、

    ■ その企業のPBR適正レンジを探り当てて、低い値で投資する

    これに尽きます。ですので、さまざまな業種、規模、地域の企業を分析して、それぞれの適正な株価指標のレンジを掴んでいくように試みる事が重要だと考えます。そして、忘れてはならないのがROEです。結局はこれが資産の増加を推定する材料になる訳ですからね。

    1)PBR = 株価水準(その企業に関してのみの割安高感)
    2)ROE = その企業に投資した場合のリターンの目安

    以下の記事がオススメです。自動車業界数社のPBR、ROE等の比較記事です。
    スバル(7270) スバルのPBRは何故低いのか?
    マツダ(7261) スズキ(7269)、トヨタ(7203)と比較してみる
    トヨタ(7203) 比較!ホンダ、スズキ、現代、タタのPBRとROE

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    テーマ:株式投資 - ジャンル:株式・投資・マネー -タグ:PER PBR ROE トヨタ 株・会計用語

    PBR  (2007/12/07)

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    PBRとは、

    Price Book-value Ratio


    の略で、

    PBRは、当該企業について市場が評価した値段(時価総額)が、会計上の解散価値(株主資本)の何倍であるかを表す指標であり、株価を一株当たり純資産(株主資本)で割ることで算出できる。

    PBR は、分母が純資産であるため、企業の短期的な株価変動に対する投資尺度になりにくく、また、将来の利益成長力も反映しにくいため、単独の投資尺度とするには問題が多い。ただし、一般的にはPBR水準1倍が株価の下限であると考えられるため、下値を推定する上では効果がある。

    更に、PER(株価収益率)が異常値になった場合の補完的な尺度としても有効である。
    <野村證券HPより抜粋>



    と言うものです。

    色々な解釈があるとは思いますが、
    純資産は基本的に利益の積み上げで成り立っていると言う事が重要だと思います。

    :純資産が増える主な要因
    1)純利益で株主に配当しなかった分(内部保留分~利益剰余金)
    2)増資(この場合発行済み株式数が増えるので、1株辺り純資産<BPS>は減少する時がある)
    3)時価会計による保有資産の評価替え


    特に1)の理由から、純資産の推移を見れば、その会社の過去の成績・成長振りが読み取れます。

    企業はお金を増やす事が1つの目的です。しかし、株主配当として外部に流出した分は使えません。なので、純資産の積み上げ分が今後その会社が使えるお金と言う訳です。
    もちろん間接金融(銀行融資)等でお金を増やす事もできますが、会社の最終的な実力は純資産で決まると思います。

    そう考えると、株価は最終的に純資産を基準に決まってきますので、以下のような現象が
    起きます。

    トヨタ7023の指標

    H20 PER 13.72 PBR 1.78
    H14 PER 19.93 PBR 1.67


    絶好調の今期H20と世界的に絶不調のH14を比べて、
    もしPER(利益)のみを見た場合、H14の方が高評価を得ているように見えます。
    しかし、PBRを見ますと、ほぼ同じ評価ですね。

    色々調べると、同一業種の企業はPBRに水準があることに気づきます。
    あと、同一業種内でもトップ1~3と、それ以下では水準に違いがあることにも気付きます。

    結局PBRだけでは、株価の割安度合いを確定する事はできませんが、
    その会社の過去の推移、同業他社との比較、異業種間での比較、市場心理の強弱等で、
    ある程度の水準を確認する事は出来ると思いますんで詳しく調べてみてください。

    私は、
    成長企業の場合、市場心理が強いときのPBRを基準に、
    純資産増加率等を考慮し、将来の株価を推定しています。

    具体的にトヨタを例に挙げれば、

    基準PBR2.2(市場心理が強いとき)
    純資産増加率 8%

    なので、
    本日の株価¥6,310
    本日のPBR 1.78

    本日買い付けして3~5年後の市場心理が強いときに売却する場合、

    3年後
    6310 * 1.08^3 * (2.2/1.78) = 9800
    5年後
    6310 * 1.08^5 * (2.2/1.78) = 11500


    こんな感じでシュミレーション出来ます。

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    テーマ:株式投資 - ジャンル:株式・投資・マネー -タグ:トヨタ PBR PER 株・会計用語

    東京エレクトロン 8035 Part 1  (2007/12/07)

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    東京エレクトロン 8035 を見て行きます。

    まずは、過去の決算を確認。


       発行株式数  総資産  純資産    売上高   純利益

    H20 180,610  801,334  535,583  900,000 104,000

    H19 180,610  770,513  469,810  851,975  91,262

    H18 180,610  663,242  376,900  673,686  48,005

    H17 180,610  644,319  332,165  635,710  61,601

    H16 180,610  561,631  275,799  529,653   8,297

    H15 175,697  524,901  252,904  460,580  -41,554

    H14 175,697  556,915  307,578  417,825  -19,938


    次に、各期のPER,PBR、ROA

       PER   PBR    ROA
    H20 11.63  2.25 0.130

    H19 17.69  3.43 0.118

    H18 27.36  3.48 0.072

    H17 16.62  3.08 0.096

    H16 168.84  5.07 0.015

    H15 -26.34  4.32 -0.079

    H14 -57.67  3.73 -0.036

    上記は、決算前の11月末日時点での株価で計算しています。

    H20 6,700
    H19 8,940
    H18 7,270
    H17 5,670
    H16 7,750
    H15 6,230
    H14 6,540

    株価の推移はほぼ平行線。5年前と同じ株価水準ですね。
    ここ数年爆上げ銘柄続出していたわりに、8035は全然ダメです。
    ITバブル時に付けた¥19,660からず~と下げて、この水準にとどまっています。

    どうも、この業界はいまいち人気が無いようです。
    アドバンテスト6857もよく似た値動きです。

    しかし、東京エレクトロン自体の業績は順調に回復、株主資本も着実に増やしており、
    ここ4年は、平均で115%増加、利益も、4年前の10倍になっています。
    注目指標はPBRで株主資本が増加しているのに株価が低迷しているので、
    4年前のPBR5から下落し続け、いまや2倍台。
    私は、だいたい株価の下支えラインをPBRで判断していますが、この水準は
    かなり割安だと思いますね。

    半導体製造装置・テスター市場の動向を詳しく知る訳ではありませんが、
    単純に考えて世界経済の発展の流れからして、今こそハイテクがもっと伸びる
    時代だと思うんですね。

    東京エレクトロン8035、期待しております。

    今期積み上げられるだろう利益余剰金から 

    基準指数 PBR3
    目標株価 ¥9,000


    他にも割安銘柄リストありますんで、見てくださいね。




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    ■ 中国株にも2005年参入。
    ■ 2000年ごろにアメリカ市場で、燃料電池関係にも手を出しましたね~、懐かしい!
    ■ 海外旅行が好きで、毎年1回はアジアの国々を訪れています。中国・タイ・ベトナムなどに行きました。現地に行って感じたのは、「 まだまだ、発展途上である!」って事です!

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