荒谷のローリスク株式投資 − 日本・中国優良企業で長期資産運用

日本・中国優良企業・株式で長期資産運用(長期投資)を行う私が、素人なりにも資産運用について日々コメントします。

テーマとしては、短期的なキャピタルゲインのみを狙った投資ではなく、配当金等のインカムゲインも重視した長期投資を取り扱います。
業種的には、自動車産業、エネルギー関係(電力・ガス会社)を中心に、燃料電池などの新エネルギー関係にも触れていきます。
国内はトヨタ自動車・任天堂・東京ガスを中心に検証。海外市場では、特に中国株・経済について紹介。欧米、インド株(BRICS)についても随時触れていきます。いずれの場合も長期資産運用で挑みます。
出来るだけ具体的なデータを用い、各種指標(PER、PBR、ROE等)、企業決算の分析、業界同業他社との比較等の記事を載せていこうと思います。

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日本の家電メーカーはどやねん?

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松下電器、ソニーなどなど、総合家電メーカーって日本人なら誰でも知ってて大企業!ってイメージありますわな。でもな、内容見てみるとイマイチナ感がありますな〜。株価もITバブル時の高値を超えてない企業がほとんど。なんでやろか?
とりあえず、総合家電メーカーの中で日本最大の売上高を誇る松下電器産業:6752を見てみよか。

■ 松下電器産業の財務指標

年度、PER、PBR、ROE、配当利回り、配当性向の順。株価は決算月前年11月末。

H21 15.59 1.29 8.3% 1.96% 30.51%(予想値)
H20 16.66 1.25 7.5% 1.57% 26.10%
H19 22.30 1.23 5.5% 1.33% 29.67%
H18 34.59 1.40 4.1% 0.83% 28.65%
H17 59.34 0.97 1.6% 0.98% 58.14%
H16 77.95 0.94 1.2% 0.99% 77.35%
H15 NA 0.93 NA 0.95% NA(当期赤字)

いや〜、ROE低いですな〜。まあ、段々回復傾向ですけどな。でもまあ、かつてのPERの高さはやっぱり松下電器って事で見捨てる訳にもいかんかった、いつかは業績回復するで!っていう期待感が込められてたんでしょな。まあ、全期間ちょっと割高な感じが漂ってます。でもね、やっぱりPBRが全期間を通して低いっちゅうことは、実際のところ不安感がいっぱいで買い進められん!って気持ちの表れでしょうな。

これが日本を代表する家電メーカーの実情ですわ。まあ、そんな儲かってへんよ!って事ですな。じゃあ、海外の家電メーカーも儲かってないんか?って話になるんですけど、そうでも無いとこも有るみたいやで。

■ 韓国・サムスン電子

2003〜2007を見てみましょか。
年度、売上、純利益、PER、PBR、ROEの順。株価は前年年末価格。(為替は10ウォン当たり1円で計算)

2007 9.8兆円 7421億円 11.23 1.46 13.0%
2006 8.1兆円 7926億円 11.59 1.88 16.2%
2005 7.4兆円 7640億円 13.18 2.33 17.6%
2004 6.9兆円 10790億円 6.63 1.82 27.4%
2003 6.8兆円 5962億円 12.39 2.25 18.1%


むむ〜、めちゃめちゃ儲かってますな。近年はROEの低下が目立ちますが、それでも13%台をキープ、松下電器と比べたら全然優秀ですわ。
単純に売上純利益率で見たら、2007年度で、7.5%(サムスン)対3.1%でっから2倍以上も収益力の差があるっちゅう事ですな。

でも、株価の割安度(PER)で見たら、サムスンのほうが割安ですな。2008年度のサムスンの業績は順調に前年を上回ってますさかいにな。

まあ、サムスンの最近の業績は、販売シェアの約50%を北米市場に頼ってますさかい、2003-2007年の間で為替が25%ウォン高になってる事と、北米市場の景気減速の影響ですかな。ちなみにサムスンは収益の80%以上を海外から稼ぎ出しております。

事業分野で見た経常利益のシェアは、2007年度で半導体(37%)、液晶ディスプレイ(33%)、携帯電話(36%)と、事業分野を思いっきり選択&集中させてるな〜って事が分かりますな。

まあ、ざっと見ただけなんでサムスンに関しては間違ってる部分もあるでしょうが、数字だけ見たらまあ、優秀な方とちゃいますかね。

■ 松下電器産業とサムスンの比較

まあ、売上規模は同格でっけど、ROEで2倍近い差がありますな。過去にさかのぼればもっと差があります。

あと、マーケットの分布でっけど、サムスンが海外比率約80%なのに対して、松下は約50%。まあ、日本の消費は右肩下がりでっから、なんでもっと前から海外に軸足を移さんかったんやろな?あまりにも日本のマーケットに頼りすぎでっせ。これ実は日本の各電機メーカーの特徴ですねん。意外に、他の業種と比べて海外進出が遅れてるんですわ。

:日本の電機業界と自動車業界の地域別シェア比較図
denki.gif


あとは、事業分野の選択と集中の遅れ。サムスンははっきり言って、半導体と液晶ディスプレイ、携帯電話の3本柱に事業を集中してますな。対して松下はというと、電気製品を色んな種類作ってますよね。後、パナホームとか松下電工とかの住宅関係とかもやってます。この辺でも収益力の差が出てきてるのかな?

まあでも、今の状況が日本の電機メーカーにとって取り返しの付かない物なのか、それとも、これから一気に攻勢にでるのか、楽しみですな。まあ、株価的にはサムスンのほうが買いですけどな。

■ その他海外メーカー

でも、海外の家電メーカーが全部儲かってる訳じゃないよ。

LG電子(韓国)なんかも意外と苦戦してますな。特に2001〜2002年度はほぼ全ての家電メーカーがイマイチな決算内容でしてな。あと、モトローラ(米)、トムソン(仏)なんかも最近もイマイチですわ。

フィリップス(蘭)なんかも松下電器みたいに最近回復してきた感じ。でもフィリップスの場合、売上営業利益率は2007年度で6.9%なんで、松下(3.1%)にだいぶ差をつけてきてますな。売上純利益率だともっと差がありますよ。ここ(MSN Money)でフィリップスの決算内容が見れるで。

あと、一口に家電メーカー言うても細かく見ると事業分野が異なるとこも多いんで、比較のしづらい感じもしますな。あと、結構先進国の家電メーカーは国内市場にシェアが偏ってるところ多いですわ。例えば、アメリカの洗濯機は、ワールプール社(米)が国内市場の70%を占めてます(2006)さかいな。

こうやって見てみると、家電メーカー業界はなかなか難しいですな。この先何処が勝ち組になるのか予想しづらい。

ちなみに、日本の家電メーカー・海外主要メーカーの一覧が下記のサイトで確認できます。
電機メーカー(Wiki)

とりあえず、松下電器、がんばれ!
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三菱地所:8802ってどんな会社?

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まずは過去の経営成績を見てみましょか!

■ PBR、ROE、PER

株価は決算月前年11月末のものを使用。

:H21 2.58 6.2% 41.59(予想)
:H20 3.16 7.0% 45.15
:H19 3.05 8.0% 38.36
:H18 2.23 4.9% 45.42
:H17 1.69 3.9% 43.11
:H16 1.38 3.9% 35.50
:H15 1.36 4.3% 31.88


ん〜、PBRはどんどん高くなってきてますな。ROEはもともと低いから、PERも高い。
今まで見てきた、トヨタ、コマツなんかの製造業と比べるとROE低いくせに、PBR高いから、異様にPERも高くなってる。しかも、それが許容されてますな。PER30〜45って言うのがこの会社の近年の水準みたいですわ。

配当金は低いでっせ!だいたい、配当利回りで0.5%〜1.0%の間を推移してます。配当性向はそんなに低くは無いんですけどね。だいたい、25%前後を推移してますな。
成績(ROE)の割りにPBR高いから、どうしても配当利回りが低くなるっちゅう訳ですわ。インカムゲインだけで考えたら、いわゆる割高な株っちゅう事ですな〜。

それにしても、なんでこないな株価形成になるんやろ?

■ 昔から保有している資産の価値がバランスシート上に完全に反映されてないからか?

ま〜、素人目に見たら、この会社は、自社で開発した物件を賃貸に回して家賃収入を得るっていうビジネスモデルが中心なんでっけど、その開発に当たっての土地を昔っからの安値で保有してる。だから、バランスシート上は昔の取得原価に近い価格であって、今の時価に直したら数倍の資産価値があるとしましょう。そうすると、PBR下がりまっから、たとえば、それが1/3(逆に考えると純資産の時価が3倍)になったら、ROE 7%でも、PER12とかになりますさかいな。そうなったら、結構適正価格なんかな〜って思いますな。

はたして、そういう事なんですかね?

まあ三菱とか、住友、三井なんかは元財閥でっから、そういう昔から保有してる土地とかいっぱいありそうですもんね。

■ 三菱地所は、ビルをいっぱい持ってる大家さんみたいな会社ですわ

まあ、それにしても三菱地所って会社は、ほとんどビルオーナー会社みたいなもんですな。自分で作ったビルを貸して、家賃収入を得る。この分野だけで、利益の約70%を稼ぎ出してますな。他人様に作ったビルとかマンションの販売利益は、全体の22%くらいでっから。

まあ、これができるのももしかしたら、昔っから持ってる土地が沢山有るからかもしれませんな。詳細は分かりませんけどな。

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大手不動産会社のPBRは高いんとちゃいますか?

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これからの記事は少し口調を変えていきますんで、そこんとこよろしく!

■ 大手不動産会社のPBR(2008-3月期)とROE、PER

PBR、ROE、PERの順です。株価は08-7-22時点の物を使ってます。

8801:三井不動産 2.11 9.12% 23.49
8802:三菱地所  2.67 7.06% 38.10
8830:住友不動産 2.36 15.09% 15.98


住友不動産はまだROE高いから適正感がありまっけど、三井と三菱はちょっとPBR高いし、PERも高いですな!なんでやろか?

最近、新興不動産株は平気でPBR1.0割ってるどころか、0.5以下もざらですやん。
対して、大手の銘柄はPBR2.0以上、しかもROE低いから、PER 20〜40とかもありよる。

一口に不動産業いうても、色々ありますさかいな。
いわゆる最近下げのきつい不動産関係は分譲事業の割合が大きい会社やったり、いわゆる不動産ファンド(証券化事業)に集中してる会社が目立ちますな。
対して大手は、手堅い事業を展開してるんで、株価に差が出るんでっしゃろか。

試しに8830:住友不動産の業務分野の内訳見てみよか。

不動産賃貸40、不動産販売28、完成工事22、不動産流通8・・・

ほほ〜、なるほどな。ま〜詳しくは見てないからなんとも言えませんけど、賃貸業40っていうのが手堅さ垣間見られますな。

■ ここ20数年で見たら7203:トヨタよりキャピタルゲインが大きい

しかもね、1984年からの株価を見たら、7203:トヨタよりキャピタルゲイン大きいですからね!ま〜、配当金までは知りませんけど。でも、今現在の配当利回りはトヨタの方が圧倒的に良いね。
でもまあ、株価の変動が激しい業界ですな。一回、長期チャート見てみたらいいよ。

三菱地所なんて、PBR1.0〜1.35くらいが適正なんとちゃうか?って思いますけど。要チェックですな。

それにしても、なんでこんなPBR、PER高いんでっしゃろな?今度ちゃんと調べてみますわ。

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不動産業界は投資対象として適格か?

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最近、上場不動産会社の破錠が急ピッチで進んでいますね。
直近の公表されている業績は最高でも、倒産する。

やはり、不動産は、濡れ手に粟の商売であると共に、いとも簡単に破錠すると言う表裏一体の関係を持っているんですね。

銀行も本当にいつまで経っても不良債権を作り出すことを止めないですね。
瞬く間に、何百億、何千億と言うお金が消えていった事でしょう。

私の知り合いに不動産関係の人がいますが、お付き合いのある銀行の融資査定はほんと、ゆるいですよ。少しでも状況が変われば返済不能になるような人にも何億と言うお金を貸してくれます。不動産が絡むだけで貸してくれるんですね。いくら不動産と言う担保を取っていると言っても、破錠したら貸した金額の7掛けで回収できればいい方、最初から損する可能性が高い融資案件なんて、山ほどありますよ。でも、銀行にとっては他人のお金を右から左へという意識しかないのでしょうね。

まあ、そんな不動産業界ですが、ここで私達投資家にとって教訓が生まれますね。
いくら、公表されている業績が最高であっても、その業務内容にバブルの要素がもともと潜んでいるものは、投資対象にしてはならないと言う事です。

投資対象の選定に当たって、数字だけを見ることはとても危険な訳です。

しかし、この事は、もう一つの側面を持っています。
ローリスク 割安株 ROA指数 Part 2
にも書きましたが、いったん見放された企業・業界も再び注目される。って事です。

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武田薬品工業:4502 分析

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日本の医薬品企業で最大手、超有名企業ですね。
私は、この業界について完全に素人ですが、なんとなく調べてみました。

まずは、世界的な医薬品メーカーとしての位置づけを以下のサイトで見てみましょう。
業界情報 製薬企業の動向 大手国内企業 売上ランキング・研究開発費 - 医薬専門転職紹介 メディサーチ

2007年度実績で、武田薬品工業は売上規模で世界16位、トップのファイザー製薬の売上約44000M$に対して、10000M$と1/4の規模です。
このランキング表を見てみると、やはりアメリカの企業が多数を占めている事がわかります。

■ PBR、ROE、配当利回り、配当性向等

年度、PBR、ROE、配当額、配当利回り、配当性向の順です。基準株価は決算月前年11月末の株価です。

:H21 1.92 7.0% 170円 3.26% 89.57%(予想、株価は08/7/14現在)
:H20 2.62 15.6% 168円 2.37% 39.84%
:H19 2.68 13.9% 128円 1.69% 32.76%
:H18 2.48 13.3% 106円 1.61% 29.96%
:H17 2.23 13.9% 88円 1.74% 28.08%
:H16 2.08 16.0% 77円 1.83% 23.90%
:H15 2.89 17.3% 65円 1.26% 21.10%
:H14 3.49 16.6% 60円 1.07% 22.47%


H15〜20年度のPBRはおおむね2.5前後で推移、ROEも15%前後。配当性向は段階的に上昇で最終目標を45%(2010年度)に置いているようです。

■ ミレニアム社の買収が鍵

H21年度の予想純利益ですが、大幅に減少している事には理由が有ります。これは、アメリカのベンチャー企業・ミレニアム社の買収に約8800億円を投入した事により、そののれん代や無形固定資産等を償却する為、費用として計上する事にあります。この事に関しては、化学業界の話題に詳しく掲載されていますので、一度ご覧ください。
8800億円を全て自己資金でまかなうと言う事ですが、この金額は武田薬品工業の資産の約1/3に上る超大型投資になります。これだけの投資を行うと言う事は相当な根拠があると思いますが、業績に及ぼす将来的影響を素人の私が推測する事は不可能です。

H21年度の配当性向についてですが、これは上記のミレニアム社の減価償却費控除前の利益に対しては、約45%になるようです。

配当利回りの過去の推移から、現在の3.26%というのは魅力的な水準だと思います。配当政策については現状を維持していく考えですので、PBR2.0前後の水準は、過去と比べて割安な感がありますね。ROEも本来15%前後と安定していますので、ミレニアム社買収が失敗に終わらない限り、安定成長路線は崩れないように感じられます。

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コマツ:6301 分析 米キャタピラー社との比較

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建設・鉱山用機械で国内トップ、最近の世界規模の開発ラッシュの恩恵を受けた企業です。ショベルカーやブルドーザーを作っている訳ですね。

■ PBRとROEの推移

年度、PBR、ROEの順、PBRの元の株価は決算月前年11月末のもの。

:H21 2.75 22.4%(予想値)
:H20 3.75 23.5%
:H19 2.69 21.2%
:H18 2.67 18.4%
:H17 1.45 12.4%
:H16 1.45 06.3%
:H15 1.09 0.80%


H15年度決算ではROE0.8%と、かなりの業績不振であった企業が、年度を追うごとに業績回復、前期ではROE23.5%とすばらしい成績を収めています。それに伴ってPBRも1.09から、3.75へと大幅に上昇しています。

自動車業界と同じように日本国内の業績はほとんど伸びていません。まさに海外での利益が大幅に伸びた事が業績回復の要因ですね。売上高に対する海外シェアは、H16年度が58%だったのに対して、H20年度は78%にまで拡大しています。

おそらく、建設・鉱山用機械というのはターゲットである地域が好況を呈している時は大きな利益を上げる事ができるのでしょうが、開発ラッシュが過ぎ去って停滞する事も大いに考えられる訳です。その辺りが、根本的に自動車業界と異なります。

つまり、好不況の波に影響されやすい訳です。

自動車の場合、先進国の普及度合いからして、今後の途上国への普及台数というのがある程度予測できます。しかし、建設機械の需要と言うのは素人目には読めません。ただ、世界中のほとんどの地域が未だ開発されていないと思われるので、一時的な停滞はあるとしても長い目で見てまだまだ需要はあるのでしょう。

コマツは、目標値としてROE20%以上を掲げています。現在はクリアしていますので、PBR等は割高とは言えませんが、この目標値が常にクリアできそうな業界ではないような気がします。

■ 配当利回りと配当性向

年度、配当額、配当利回り、配当性向(基準株価は決算月前年の11月末)

:H21 44円 1.63% 20%(予想値)
:H20 42円 1.25% 20%
:H19 31円 1.47% 18.7%
:H18 18円 1.08% 15.65%
:H17 11円 1.57% 18.49%
:H16 7円 1.12% 25.83%


配当性向はおおむね20%前後で推移しています。配当利回りは1〜1.6%の間で推移、トヨタなどと比べると低いですが、配当性向を仮に35%にしてくると、2.9%と、トヨタ並になる事が分かります。業種的に好不況に左右されやすいため、あまり配当性向は上げてこないかもしれませんね。

■ 米キャタピラー社との比較

キャタピラー社は超有名企業ですよね。アメリカダウ30種採用銘柄です。

過去10年の業績を見てみますと、1998〜2003に関しては、純利益が1000M$前後を行ったり来たりでしたが、2004から、2035M$→2854M$→3537M$→3541M$と約3倍に急拡大していますね。
2006から2007にかけての伸びが大幅に鈍化しているのがコマツとの大きな違いです。おそらくアメリカ国内の景気減速の影響を受けたものと思われます。コマツのH20年度純利益が約2000億円です。ただ、伸び率ではコマツの方が大幅に上回りますので、今後逆転もあるかもしれません。

売上規模に関しては、1998〜2007にかけて、20977M$→44958M$へと2倍以上の成長を見せています。コマツもH15からH20にかけて、売上を1兆円から2.5兆円へと倍増させています。
現時点での売上規模で見る両社の規模は1:2でキャタピラー社のほうが大企業と言えますが、成長速度ではコマツに軍配が上がります。

2008年度の純利益は一株当たり5.64〜6.18$と想定されています。これは、2007年度に対して5〜15%の成長を見込んでいるということです。それに対する予想ROEが約38%、相当高い数値ですね。自己資本比率は約15%ですので相当レバレッジを効かせています。
上記予想の下限5%成長と仮定した場合、予想PBR、PERは、4.34、11.41(株価69$想定)です。
PERの比較上、コマツと同レベルの株価水準だと言う事がわかります。

やはり、コマツ同様ここ数年間の成長振りがはっきりとみてとれます。ただ、2007年度の成長鈍化と、2003年頃のコマツの不振ぶりに比べて、キャタピラー社が1000億円規模の利益を確保していた事が、大きな違いです。

キャタピラー社以外の建設機械有力企業で、ドイツ・リープヘル社という企業もありますので、今後見てみたいと思います。

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マイクロソフト(MICROSOFT CP NSDQ:MSFT)の株価 最大で625倍

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IT業界の巨人マイクロソフト(MSFT)、今や誰もその存在を知らない人はいないでしょう。しかし、ビル・ゲイツが数人の仲間と設立したソフト販売会社が、ここまで巨大になると、設立された当時考えた人がどれだけいた事でしょう。

■ 株価が1986年から最大625倍に

1986年当時の株価が、0.08US$。2000年のITバブル時に付けた株価が、約50US$。なんと、625倍にまで株価が成長した訳です。今現在の株価、29US$(2008/5/6)でも、362倍です。

マイクロソフトの歴史は、ウィキペディアに詳しく掲載されていますので、そちらに譲るとして、ここで私が言いたい事は、このマイクロスフトに、1986年以前にどれだけの人が投資して、今現在まで保有しているのか?と言う事です。

結論からして、ごくごく少数、おそらく1%未満の人に過ぎないでしょう。

■ 不確実性に賭けなければ巨大なリターンは得られない

結局何が言いたいのかと言いますと、このものすごい成長振りを成長していない時に予測する事はほぼ不可能で有ると言う事です。

それと同時に言いたい事は、マイクロソフトの設立者達は、パソコンの普及に燃えていた訳で、そういった人たち(起業家)が傍らにいる人は、その言葉を真剣に聞いてみて、許容範囲での投資を行う価値は十分にある、もしくはそういった投資(一般的に不確実性の高い投資・リスクの高い投資だと考えられている投資)を行わない限り、巨大なリターンは得られないと言う事です。

私の現在の注目銘柄はこちらにほんブログ村 株ブログ 株 サラリーマン投資家へで発表しています。買・売・待ての3段階をお知らせしています。さらに、長期的な視点で株式投資を考えたい方は、かの有名な投資家ラリー・ウィリアムスの著書を読む事をオススメします。株式市場における人々の心理状態についてや過去の暴落について研究したい方は、 かの有名なラース・トゥヴェーデの著書 をお読みください。何十万円、何百万円の損失を出す前に徹底的に勉強しましょう。我々のようなインサイダー情報を得る事のできない一般投資家は長期投資・長期資産運用で挑むのがベストであると言う前提で、私は株式投資を捉えています。相場はいつでもあなたを迎え入れてくれます。今すぐ決断する必要なんて無いのですよ!



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8868:アーバンコーポレーションを知っていますか?

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■ 不動産流動化銘柄で一世を風靡したアーバンコーポレーション

数年間の株価の変遷を見てみましょう。

日経平均株価がここ数年間で最安値を付けた2003年。
その5月のアーバンコーポレーションの株価はたったの42円でした。

それが、2005年12月29日、2846円をつけるまでになりました。
実に67倍の値上がりです。たった2年半での出来事でした。

そして今現在(2008-3/12)はと言いますと、487円。最高値から83%ものダウンです。いったい何が起こったと言うのでしょう?業績が急激に悪化したのでしょうか?

過去のPBRを見てみましょう。

決算月の前年12月末の株価で見た場合(株価は来期以降の予想業績で決まってくるため)

2003:0.84
2004:1.23
2005:3.12
2006:8.57
2007:4.58
2008(予想):3.25


■ 今現在のPBRは、たったの、1.05

今現在は、487円(2008-3/12時点)で計算すると2008年3月期決算予想純資産で、PBR1.05です。

おもしろいですね。結論から言って、株価には何の根拠もないということです。
まさに、市場心理のなせる業

たしかに、業績はうなぎ上りで、純資産も2003年当時143億円だったのが、2008年予測で1000億円にまで成長しています。ただ、その間転換社債の発行等を行っていますのでその分希薄化はされていますので単純に7倍になった訳ではありません。

計算してみるとおもしろい事が分かります。2003年当時のPBRが0.84で今現在が1.05ですので、1.25倍、純資産が7倍ですから、2003年当時から比べて実質約9倍の価値になっており、株価も当時の約10倍。今が底値の可能性もありますね。このまま順調に成長してくれればいいのですが、今後の日本国内の情勢が不透明なため、この銘柄に優先的に投資しようとは少なくとも私は思いません。

この銘柄を紹介した理由は、PBRの変遷を見て欲しかったからです。0.84に始まり、8.57まで急騰、そして1.05へ急降下。こう言うことが日常茶飯事に発生する。けっして、この波に飲まれてはならないと言う事です。


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当ブログの株式投資のテーマ

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今後の荒谷ローリスク株式投資ブログのテーマを以下に絞り込んで行きたいと思います。

■ トヨタ:7203

日本を代表す大企業・安定成長企業であるトヨタを投資対象として運用していく事を前提にした記事。

■ 任天堂:7974

日本を代表するゲーム機・ソフトメーカーである任天堂を投資対象として運用していく事を前提にした記事。

■ ガス会社

東京ガス:9531、大阪ガス:9532を中心とするガス会社を投資対象として運用していく事を前提にした記事。

■ 中国市場、内需・インフラ関係銘柄

特に電力会社、ガス会社、不動産会社を投資対象として運用していく事を前提にした記事。

■ 各テーマの内容

テーマごとの重要事項を検証し、個別銘柄の過去の PBR ROE の推移を見て投資タイミングを検証、安定・ローリスク運用の方法を紹介していきたいと思います。

■ 為替

為替レートによるリスクを検証。円・ドル・ユーロ・中国元を中心にリスクマネジメントについて考えて行きたいと思います。

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ダヴィンチ・アドバイザーズ 4314

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一世を風靡した不動産流動化銘柄群が、今急速に株価を低迷させています。Yahooファイナンスをご覧ください。

不動産流動化とは、簡単に言えば不動産ファンドを組成する事業です。
代表的なものにREITがあります。ロイター:REIT一覧でご覧ください。5年前と比べて急激に株価を上げ、ここ最近はやや低迷しています。

こういったファンドを組成、運用、アドバイザリー業務を行うのがいわゆる不動産流動化企業です。代表的な銘柄に、

:アセットマネージャーズ 2337
:ケネディクス 4321
:パシフィックマネジメント 8902
:ダヴィンチ・アドバイザーズ 4314


などが挙げられます。

株価が34倍に


これら企業はここ数年で業績を大幅に拡大させました。ROEは、おおむね20%以上を確保しています。とてもすばらしい業績を誇っている訳ですね。株価も、恐るべきスピードで上昇させていました。例えばパシフィックマネジメント 8902は、2003年3月¥13,333から、2005年12月¥458,000へと、なんと34倍にも株価を上昇させました。

しかし今、これらの企業の株価は急降下しています。業績が低迷しだしたのか?決してそうではありません。市場心理の悪化が主な原因です。もちろん、今までのような業績拡大が見込めなくなってきているというのも事実かもしれません。

現在のPBR


:アセットマネージャーズ 2337 
 PBR 1.32 (2004〜2006は、3.6〜3.5)
:ケネディクス 4321
 PBR 2.44 (2004〜2006は、4.8〜3.5)
:パシフィックマネジメント 8902
 PBR 1.20 (2004〜2006は、3.7〜3.6)
:ダヴィンチ・アドバイザーズ 4314
 PBR 5.27 (2004〜2006は、3.2〜8.4)


ダヴィンチを除いて、大幅に低下、人気の低迷を示しています。

業績次第で今が買い時か?


アセットMが、最高値から72%ダウン、
パシフィックが、最高値から89%ダウン、
ケネディクスが、最高値から54%ダウン、
ダヴィンチが、最高値から53%ダウン。

しています。
4社を比べて下落率に差が有る事に気づきますよね。アセットMとパシフィックをAグループ、ケネディクスとダヴィンチをBグループとします。
Aグループのここ最近のROEはおおむね20%前後です。対してBグループは30%前後、特にダヴィンチは38%もあります。その前年は43%にもなります。この辺りの差が株価の下落率の差に現れているのでしょう。

いずれにしても、不動産流動化の事業自体が大幅に収益性を落としているとは未だ言えない状況下での株価下落は、投資する側としては魅力です。

ダヴィンチが、今後数年ROE30%を維持し、PBR3.2で評価した場合、
H24年度の決算で、株価¥355,000となり、今の株価¥99,500で投資すれば、年率29%の複利効果が望めます。



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東京エレクトロン 8035 Part 1

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東京エレクトロン 8035 を見て行きます。

まずは、過去の決算を確認。


   発行株式数  総資産  純資産    売上高   純利益

H20 180,610  801,334  535,583  900,000 104,000

H19 180,610  770,513  469,810  851,975  91,262

H18 180,610  663,242  376,900  673,686  48,005

H17 180,610  644,319  332,165  635,710  61,601

H16 180,610  561,631  275,799  529,653   8,297

H15 175,697  524,901  252,904  460,580  -41,554

H14 175,697  556,915  307,578  417,825  -19,938


次に、各期のPER,PBR、ROA

   PER   PBR    ROA
H20 11.63  2.25 0.130

H19 17.69  3.43 0.118

H18 27.36  3.48 0.072

H17 16.62  3.08 0.096

H16 168.84  5.07 0.015

H15 -26.34  4.32 -0.079

H14 -57.67  3.73 -0.036

上記は、決算前の11月末日時点での株価で計算しています。

H20 6,700
H19 8,940
H18 7,270
H17 5,670
H16 7,750
H15 6,230
H14 6,540

株価の推移はほぼ平行線。5年前と同じ株価水準ですね。
ここ数年爆上げ銘柄続出していたわりに、8035は全然ダメです。
ITバブル時に付けた¥19,660からず〜と下げて、この水準にとどまっています。

どうも、この業界はいまいち人気が無いようです。
アドバンテスト6857もよく似た値動きです。

しかし、東京エレクトロン自体の業績は順調に回復、株主資本も着実に増やしており、
ここ4年は、平均で115%増加、利益も、4年前の10倍になっています。
注目指標はPBRで株主資本が増加しているのに株価が低迷しているので、
4年前のPBR5から下落し続け、いまや2倍台。
私は、だいたい株価の下支えラインをPBRで判断していますが、この水準は
かなり割安だと思いますね。

半導体製造装置・テスター市場の動向を詳しく知る訳ではありませんが、
単純に考えて世界経済の発展の流れからして、今こそハイテクがもっと伸びる
時代だと思うんですね。

東京エレクトロン8035、期待しております。

今期積み上げられるだろう利益余剰金から 

基準指数 PBR3
目標株価 ¥9,000


他にも割安銘柄リストありますんで、見てくださいね。




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スクリーニング 1 バリュー株

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12/1時点、1日平均売買高100億円以上でスクリーニングをかけました。
そのなかで、割安と見られるトップ10銘柄です。
くわしく決算を分析していませんので、ご参考までに。

5713 住友金属鉱山
6762 TDK
8035 東京エレクトロン
4502 武田薬品工業
4063 信越化学工業
4503 アステラス製薬
7751 キヤノン
9437 エヌ・ティ・ティ・ドコモ
6971 京セラ
9107 川崎汽船

割安の目安は、PBR、ROAに注目しています。
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三菱商事 8058 Part 1

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今回は、三菱商事 8058 を見て行きたいと思います。

私の2004〜の投資対象でしたが、当時、とても割安で好材料の多い銘柄でした。


 三菱商事は、日本の総合商社第1位の会社で、エネルギー・原材料関係を多く扱う商社です。
そして、ここ数年の世界情勢は三菱商事にとって大きな追い風となったわけです。
それは、中国を代表とする発展途上国の経済発展に伴って、原材料・エネルギー価格の需要増大・価格高騰が引き起こされたことですね。

 例えば、三菱商事は早くから豪州での炭鉱開発の利権を取得しており、鉄鋼需要の増大による石炭需要の増加が当社における利益の増大に貢献しました。
石炭価格の推移
石炭2007


その他鉱物関係の価格もここ数年で大きく上昇しています。

アルミ価格1999〜2007
アルミ価格2007

銅価格1993〜2007
銅価格2007


そして、中国の状況ですが、
例えばアルミに関して、

中国のアルミ消費量2001
中国_アルミ消費2001

中国のアルミ消費量2006