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荒谷のローリスク株式長期投資

日本・世界の優良企業・株式で長期資産運用(長期投資)を行う私が、素人なりにも株・為替・商品先物・各種経済ネタ・政治ネタについて日々コメントするブログ。因みにバイク好きなもんで、バイクネタも多数アップ、主題に関連する英単語の勉強もしていきたいと思います!

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スズキの配当金の推移  (2008/07/01)

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今まで、トヨタ・ホンダ・マツダ・ニッサンの配当金の推移を見てきましたが、
今回は軽自動車の雄、スズキ自動車(7269)を見てみたいと思います。

■ 低い配当利回りは、配当性向が低いから

年度、配当額、配当利回り、配当性向、PBRの順で掲載します。
配当利回り、PBRは、決算月の前年11月末の株価で計算しています。

H21 16円 0.64% 9.02% 1.45 (予想数値、株価は08-6-30現在)
H20 16円 0.44% 8.99% 2.09
H19 14円 0.42% 8.42% 2.01
H18 11円 0.49% 7.36% 1.59
H17 10円 0.54% 8.80% 1.32
H16 9円 0.58% 11.15% 1.21
H15 9円 0.69% 15.76% 1.08
H14 9円 0.67% 20.62% 1.10


これらの数値を過去に掲載した同業他社と比較しますと、
配当利回りに関しては最低水準、配当性向に関しても最低水準、PBRに関しては同水準である事が分かります。特に配当性向に関しては、年々低くなってきています。

株価形成の要因として、配当利回りや配当性向があまり関与していないように見えます。PBRが他社と同水準なことから、ここが基準になっているように見えます。

しかしながら、配当性向がとても低いですよね。マツダでも10%、ホンダ、トヨタは25%である事を考えると、スズキの9%は基本的にいただけませんが、これは、マツダと事情が同じで、いわゆる二流企業の宿命なんでしょう。
内部保留を潤沢にしておかないと不測の事態に対処できないですし、地域的にピンポイントで大きな設備投資をするために資金を確保しておかないといけないのでしょう。

ただ、逆に配当性向を改善できる余地があるという風にも考えられます。
配当性向を25%に改善すれば、今期の配当利回りは1.79%になります。それでも、他社と比べると魅力的な水準ではありませんが。

■ スズキは特殊な存在

H15~20年度間のPBRに関して、他社が過去に比べて低下傾向もしくは同水準なのに対して、スズキは上昇傾向を示しているのが特徴でしょうか。
H21年度予想に関しては、おおむね同水準に収まっています。

あと、H21年度の予想純利益をスズキは、大幅下方修正していないことが特徴です。
各社、H20年度に対しておおむね20%前後の純利益の減額を予想していますが、スズキは今期純利益とほぼ同じ額を予想しています。

これは、他社に比べて北米市場の売上に対する割合が元々低いからではないかと思われます。以下が今期のスズキの売上高の地域分布状況です。

欧州 26.3%
北米 11.9%
アジア 25.3%
その他 8.5%


海外比率72%ですので、国内のシェアは28%。これは他社より高いレベルで、さらに海外の内訳が元々欧州とアジアが主力になっている事が特徴です。
例えば、ホンダの場合、北米の割合が48.4%、トヨタが34.2%、ニッサンが29.1%ですので、スズキはかなり低い事が分かります。

軽自動車と小型車が主力商品ですので自然と地域のすみわけが出来ていたのでしょう。
特に、インドでのスズキの存在は大きいです。

■ まとめ

過去数回にわたって自動車メーカーの配当金について見て来ましたが、

1:配当利回りで株価が形成されているのではない。
2:PBRが株価の水準を表している傾向がある。
3:各社ともH21年度の予想ROEが同水準なので、PERに関しても同水準である。


結論からして、PBR、PERの面からは特にどの会社が割安と言う事もなく、同じ水準に今は落ち着いている。
ただ、現状の配当性向からして、2.0%以上のインカムゲインがほぼ確実に得られると言う観点から、トヨタ、ホンダ、ニッサンの方に保有妙味が有ると思われます。

さらに、全般的に、過去と比べて低PBRの状態ですから、買い付けの時期としては悪くないと思われます。

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■ 株式投資暦は7年ほど。
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■ 2000年ごろにアメリカ市場で、燃料電池関係にも手を出しましたね~、懐かしい!
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