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荒谷のローリスク株式長期投資

日本・世界の優良企業・株式で長期資産運用(長期投資)を行う私が、素人なりにも株・為替・商品先物・各種経済ネタ・政治ネタについて日々コメントするブログ。因みにバイク好きなもんで、バイクネタも多数アップ、主題に関連する英単語の勉強もしていきたいと思います!

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東京ガス(瓦斯) 9531  (2007/12/14)

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前回の燃料電池の書き込みの関連で分析してみたいと思います。

過去のPER/PBR


   PER  PBR
H20 22.9  1.78
H19 16.03  2.00
H18 21.85  1.86
H17 13.81  1.79
H16 23.58  1.76
H15 17.38  1.77
H14 18.26  1.68

ディフェンシブ銘柄と呼ばれるゆえんでしょうか。恐ろしいほど、PBRが安定した推移を見せていますね。そして、PERも1年ごとに高い年と低い年が交互にきています。
理由はまだ調べていませんが、何か特殊要因がありそうです。

経営を左右する要因の一つに原料の天然ガス価格の高騰が上げられます。

天然ガスの価格推移
天然ガス価格


10年前と比べて約2.6倍になっています。これだけ上がれば収益がもっと鈍ってもおかしくないと思うのですが、大口の取引のため超長期契約で仕入れを行い、少しずつ小売価格に転嫁できるのでしょう。

こういった背景から超安定経営であり、PBRの水準1.7前後、純資産成長率6~8%を確保すると想定した場合、複利で6%の収益は確保できそうです。さらに配当金が1.5%前後ありますので、これも合わせれば7.5%前後となります。年率7.5%の収益が確保でき、経営も安定していますのでかなりローリスクな投資対象だと思います。

本題はここからです。


燃料電池の書き込みでも紹介しましたコジェネレーションシステム。これは、発電とそれによって生じた熱を利用する事でエネルギー効率を高める事、環境問題への配慮と言った点で一時注目されました。2000年あたりでは、よくニュースで報道されていましたが最近はあまり目にしませんね。

電力会社による大型発電所による発電で発生した廃熱は、ほとんどが活かされる事なく自然界に排出されています。実はこの廃熱が地球温暖化の根本原因ではないのか?という研究結果も報告されているほどなんですね。さらに送電線による送電は大きなロスを発生させていますし、高圧電線による人体への悪影響と言う問題も有ります。

さらに、国の安全保障問題にも関わってきます。今、日本の電力の30~40%は原子力発電によって賄われています。ご存知なように、原子力発電には核廃棄物の問題がありますし、メルトダウン(チェルノブイリを思い出してください)の問題も否定できません。
さらに、原子力発電に限らず大型発電所のシステムは、その1箇所を戦争などの発生により破壊された場合、壊滅的なダメージをこうむります。
もちろん、ガスタンクを破壊される可能性もありますが、原子力発電所を破壊されるよりはましです。

こういった問題を解決するためにも、コジェネレーションシステム・分散型発電システムが注目された訳です。

その最大の担い手はガス会社


このシステムをもっとも大規模・効率的に構築できる企業はガス会社です。
発電の燃料には様ざまなものがありますが、既に各地に供給体制が整えられているものが都市ガスです。インフラが既に整備されています。

しかしながら、東京ガスのHP上にあるエコウィルを見てみると、まだまだ本格普及には至りそうもありません。機器自体の発電能力が1KW級(一般家庭の1件あたりの電力消費量は約3KW)であり、機器自体の価格が高い(約¥900,000)。補助制度もありますがこれを使用しても¥600,000~750,000の初期投資が発生します。そして、このシステムを利用した場合の年間の光熱費の削減量が¥30,000ですので、初期投資を回収するのに20年もかかってしまいます。これでは、一般家庭がこのシステムを導入する動機としてはかなり弱いものとなってしまいます。

東京ガスの既設台数も現時点で約1,800件にとどまり、2008年度の目標普及台数も約5,000件です。まだまだ本気になっていないと言う事ですね。これには色々な問題があると思います。

:政治的な問題。電力会社との兼ね合いですね。国は原子力政策を止めようとしていませんから。
:電力会社の反発。電力会社関係の人にとっては死活問題です。
:一般家庭のガスのイメージ。どうしても危険性を連想しがちです。


ただ、既に述べたようなメリットが有りますので、いつ本格的に普及させる体勢が掲げられてもおかしくありません。私個人的な考えでは今すぐにでも実行に移すべきだと思います。

ディフェンシブ銘柄でありながら、更なる飛躍


もし、このシステムが本格的に普及すればガス会社の社会的存在価値が大幅に増加し、当然売り上げアップ、利益アップとなるはずです。コジェネレーションシステムの機器売り上げ、管理費の発生、ガス販売量の大幅アップが確実に見込めますからね。

このような状況を考慮した場合、ディフェンシブ銘柄で複利7.5%前後という現状の期待値が将来大幅にアップする可能性が見込まれます。複利で10%以上、15%くらいは期待できる可能性があります。しかも、かなりのローリスクで。

コジェネレーション関係の解説サイトリンク
環境goo
ウィキペディア
市民のための環境学ガイド

電力会社のオール電化住宅が好調


しかし、ガス会社の本格的コジェネ攻勢を前に、電力会社のオール電化住宅というパッケージが売れています。
富士経済、こちらのレポートによるとかなりの勢いでその動きが進展しているようです。
ただ、その電力の源が原子力発電である限り、今現在のシステムにはさまざまな問題があると私個人的には考えています。
ガス会社としては、早期にコジェネシステムの次期主力製品である燃料電池型の普及タイプを開発して電力会社のオール電化攻勢に立ち向かう必要があるでしょう。


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ハリケーン荒谷

Author:ハリケーン荒谷
■ twitter : hayashidtec
■ 株式投資暦は7年ほど。
■ 日本市場に本格参戦は2003年。
■ 中国株にも2005年参入。
■ 2000年ごろにアメリカ市場で、燃料電池関係にも手を出しましたね~、懐かしい!
■ 海外旅行が好きで、毎年1回はアジアの国々を訪れています。中国・タイ・ベトナムなどに行きました。現地に行って感じたのは、「 まだまだ、発展途上である!」って事です!

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